LESSON 01

推測する語と飛ばす語を選ぼう

設問が求める語へ優先順位を付け直そう

設問の対象・理由・数値・言い換えに直接関わる未知語を特定し、最初の優先順位を更新する

設問が求める語へ優先順位を付け直そう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、大意を保ったまま固有名詞や例の細部を一旦飛ばしました。今回は設問を確認し、最初の優先順位を更新します。

目標は、設問が対象・理由・数値・時期・言い換えのどれを求めるか分類し、答えの条件に直接関わる未知語へ戻れることです。

選択肢の見覚えある単語へ引っぱられず、まず設問が本文の何を尋ねるかを自分の言葉で言い換えます。

大意では不要でも設問では必要になる

本文:

The research team observed sea turtles near Coral Bay between May and July. Most turtles appeared shortly after sunset.

大意は「研究チームが海辺でウミガメを観察した」です。Coral Bayやbetween May and Julyは最初に細部として飛ばせます。

しかし設問がWhen did the team observe the turtles?なら、between May and Julyとshortly after sunsetが答えの候補です。時期・時刻の細部へ戻る必要があります。

設問の型と優先する情報

設問の型 優先する語・資料
What / Who 対象・人物・定義
Why 原因・理由・because周辺
How 方法・変化・手順
When / Where 時期・時刻・場所
What does X mean? Xの品詞・言い換え・前後関係

設問から戻る場所を選ぶ

設問の型から本文へ戻り、未知語の優先順位を更新する図 Whyなら原因、Whenなら時期、What does X meanなら語義の前後へ戻り、最初に飛ばした情報でも設問に必要なら優先する。 設問が変われば、必要な細部も変わる 設問を言い換える Why原因・理由へ戻る When / Where時期・場所へ戻る Meaning品詞・言い換えへ戻る 最初に飛ばした語でも、答えを変えるなら最優先

例題:理由を問う設問

本文:

The museum limited visitor numbers because high humidity was damaging the paintings.

設問:Why did the museum limit visitor numbers?

unknown wordsがhumidity、damagingだとします。

  1. Whyなのでbecause以下が優先です。
  2. humidityが主語、was damagingが動詞、paintingsが目的語です。
  3. 絵に悪い影響を与える空気中の水分・湿気という方向を推測します。
  4. 「高い湿度が絵を傷めていたから」と答えられます。

最初の大意でhumidityを細部として飛ばしていても、設問に必要になったため戻ります。

選択肢に引っぱられない

選択肢に知っている語があると、その語を本文の意味へ無理に合わせやすくなります。先に本文から答えの範囲を作り、その後で各選択肢が条件を満たすか比べます。

よくある間違い

本文を読んだときの優先順位を固定すると、時期や固有名詞を問う設問で必要な情報へ戻れません。設問ごとに分類を更新します。

また、WhatとWhyを取り違えると、出来事そのものを答えるか理由を答えるかが変わります。疑問詞と主語・動詞を短い日本語へ直します。

自分で確かめよう

確認1:Whenを問う設問で優先する情報は何ですか。年・月・日・時刻・beforeやafterなど、出来事の時期と順序を示す情報です。
確認2:museumの例でhumidityとdamagingへ戻る理由は何ですか。Whyの答えとなるbecause以下の原因の骨格を作り、入場者数を制限した理由を決めるからです。
確認3:選択肢を見る前に何をしますか。設問を言い換え、本文の該当箇所から答えの対象・理由・条件を自分の言葉で作ります。

まとめと次の一歩

設問を対象・理由・方法・時期・語義へ分類し、答えを変える未知語へ優先順位を付け直します。細部でも必要なら戻ります。

次は、設問以外にも、指示語が切れる・因果が切れるという合図で飛ばした語へ戻ります。

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