動詞と目的語の組み合わせを読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、主語から未知の動詞の候補を絞りました。今回は動詞と、その動作が向かう目的語の関係を使います。既知の動詞から未知の目的語を考える場合と、既知の目的語から未知の動詞を考える場合の両方を扱います。
目標は、「何を、どうする」の組み合わせが現実に自然かを考え、未知語の意味の種類を根拠つきで絞れることです。
例でつかむ:既知の動詞から未知の目的語を考える
The nurse measured the patient's pulse.
pulse が未知語でも、measured は測るという動詞です。測れるものなので、人そのものではなく、長さ・温度・速さ・体の数値などの候補になります。the patient's から患者の体に関わる数値と分かり、「脈・心拍のようなもの」に近づけます。
We planted seedlings in the school garden.
seedlings が未知語でも、planted の目的語で、庭に植えられる複数の物です。「苗や小さな植物のようなもの」と置けます。
既知の目的語から未知の動詞を考える
The strong wind scattered the papers across the field.
scattered が未知語でも、目的語は紙で、across the field は広い範囲です。風が紙へ行い、紙が広い場所へ移る動作なので、「散らした・ばらばらに飛ばした」に近いと考えられます。
| 組み合わせ | 候補を絞る問い |
|---|---|
| measure + 未知語 | 何なら数値で測れるか |
| plant + 未知語 | 何なら土へ植えられるか |
| 未知動詞 + papers | 紙にどんな変化を起こせるか |
| 未知動詞 + a promise | 約束に対して何をする表現か |
日本語の一語訳より相性を確かめる
辞書には一つの動詞へ複数の意味があります。どの意味を選ぶかは目的語との相性で変わります。run a company を「会社を走る」としないのは、company が運営される対象だからです。
候補を文へ戻し、「その主語が、その目的語に、その動作を行うのは自然か」と読み直します。
よくある間違い
動詞だけを見て、最初に覚えた日本語を当てると目的語と合わないことがあります。take や make のような基本語ほど、組み合わせで意味が変わります。
また、現実に起こりそうというだけで確定しません。主語、前置詞、場所や結果も使い、少なくとも二つの証拠を集めます。
自分で確かめよう
確認1:measured の目的語から pulse について何が分かりますか。
数値で測れるものであり、patient's とあるため患者の体に関わる数値だと分かります。確認2:scattered を「散らした」と考える証拠は何ですか。
強い風が主語、papers が目的語、across the field が広い移動範囲を示すことです。確認3:動詞の最初に覚えた訳をいつも使ってよいですか。
いいえ。目的語との自然な組み合わせを見て、その文に合う意味を選びます。まとめと次の一歩
動詞と目的語は互いの意味を制限します。「何を、どうする」の組み合わせが自然かを考え、主語や場所など別の証拠でも確認します。
次は形容詞と名詞の組み合わせを使い、未知の性質や未知の対象の種類を絞ります。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。