LESSON 01

品詞と文型から意味を絞ろう

入試長文で品詞・文型・文脈を統合しよう

入試型文章で未知語の席、品詞、文型上の関係、前後の説明を統合し、本文理解に必要な意味を説明する

入試長文で品詞・文型・文脈を統合しよう

このレッスンの役割と目標

このセクションでは、未知語の文中の席、四品詞、SVからSVOCまでの文型、語形変化、同形異品詞を学びました。最後は、入試型の文章で必要な技能を選び、本文理解に十分な意味へ短時間で絞ります。

目標は、未知語を見たときに「品詞は何か」「文型で誰とどう関係するか」「前後にどんな証拠があるか」を順に確認し、自分の言葉で仮の意味を説明できることです。

全部の語を細かく分析するのではなく、本文の主張や設問に関わる語へ時間を使う練習です。

入試型の文章を読む

A community library started a tool-sharing program. At first, some residents were hesitant to borrow tools from strangers. The staff made the process simple: users could reserve an item online and collect it at the front desk. Soon, the program became popular because it reduced waste and saved families money.

ここではhesitantreservecollectreducedが未知語だとします。品詞と文型から一つずつ絞ります。

hesitantはSVCのC

some residents were hesitantはSVCです。hesitantはresidentsの状態を説明する形容詞です。

At firstと、後半のSoon ... became popularという変化を合わせると、最初は借りることに積極的でない状態だったと予測できます。「ためらっていた」という程度で本文がつながります。

reserveとcollectは助動詞の後ろの動詞

users could reserve an item online and collect it at the front deskでは、couldの後ろにreserveとcollectがandで並びます。

reserveはan itemを目的語に取り、onlineという方法が続きます。collectもitを対象に取り、at the front deskという場所が続きます。道具をオンラインで確保し、窓口で受け取る流れだと読めます。

reducedはSVOの動詞

it reduced waste and saved families moneyでは、itがprogramを指す主語です。reducedはwasteを目的語に取る動詞で、andの後ろのsavedと並びます。

tool-sharing、waste、saved moneyという因果から、廃棄物を少なくした方向だと確かめられます。

統合判断の順番

入試長文で未知語の品詞・文型・文脈を統合する順番 未知語について、前後の目印から品詞を予測し、文型上の関係を取り、説明・対比・因果で確かめ、本文理解に必要な意味を決めて読み進める五段階を示す。 意味を当てる前に、構造から候補を減らす 未知語読む必要を判断 品詞文中の席 文型S・V・C・Oの関係 文脈説明・対比・因果 十分な意味本文へ戻る 例:residents were hesitant wereの後ろ → 形容詞候補 / SVCでresidentsの状態 At firstと後のpopularを対比 → 最初はためらう状態 構造だけで正確な訳を決めず、内容の証拠で最終確認する

設問との関係で深さを決める

もし設問が「このプログラムが人気になった理由」を問うなら、reduced wasteとsaved families moneyは詳しく読む必要があります。一方、front deskの細かな意味が主張に影響しないなら、「受け取る場所」まで分かれば読み進められます。

構造分析はすべての文を文型記号で埋める作業ではありません。必要な語で迷ったときに、意味の候補を減らす道具です。

例題:誤った判断を修正する

hesitantを名詞だと思った場合、residents were hesitantでwereの後ろに冠詞がなく、hesitantがresidentsの状態を説明していることと合いません。SVCを取り直せば形容詞へ修正できます。

reducedを形容詞だと思った場合も、itの後ろでwasteを目的語に取り、savedと並ぶため動詞だと修正できます。

よくある間違い

文型が分かれば正確な日本語訳まで自動的に決まると思うのは誤りです。文型は役割と意味の範囲を示し、具体的な内容は話題・説明・対比・因果から決めます。

また、すべての未知語を最後まで分析すると時間が足りません。本文の主張、因果関係、設問に関わる語を優先してください。

自分で確かめよう

確認1:residents were hesitantでhesitantが形容詞だと分かる理由は何ですか。wereの後ろでSVCのCとなり、主語residentsの状態を説明しているからです。
確認2:could reserve an item and collect itで、reserveとcollectは何の役割ですか。助動詞couldの後ろでandにより並ぶ動詞の原形です。それぞれan itemとitを対象に取ります。
確認3:reduced wasteの意味を具体化する文脈の証拠は何ですか。tool-sharing programという話題と、saved families moneyという利点が並ぶことから、wasteを少なくした方向だと分かります。
確認4:入試長文で未知語を詳しく分析するかどうかを何で決めますか。本文の主張・因果関係・設問にその語がどれだけ関わるかで決めます。

まとめと次の一歩

未知語は、文中の席で品詞を予測し、文型で関係を取り、前後の説明・対比・因果で具体化します。本文理解に必要な意味が得られたら読み進めます。

次のセクションでは、本文を読む前に題名・図表・注を使い、話題と未知語の候補を予測します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。