LESSON 01

具体例から共通点を探す

当てはまらない例で境界を確かめよう

肯定例と非例を比べ、候補のどの条件が境界を作るかを確認する

当てはまらない例で境界を確かめよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、全例に共通する特徴を言葉にしました。今回は、その候補に当てはまらない「非例」と比べ、どの条件が意味の境界を作るかを確かめます。

目標は、非例を単なる反対語だと思わず、肯定例との一つの違いから、必要な条件を説明できることです。

例でつかむ:似ているが入らないものを比べる

Some materials are porous. A sponge absorbs water through many tiny holes. Unfinished clay also lets liquid enter its small spaces. Glass, however, has a smooth surface and does not let water pass through.

porous の肯定例はスポンジと焼く前の粘土です。ガラスは非例です。

対象 小さな穴・空間 水や液体が入る porous?
sponge
unfinished clay
glass × × ×

境界を作る条件は「小さな穴や空間があり、液体などを通す・吸収する」です。単に「固体」「自然素材」では区別できません。

非例は反対の意味全部を教えるわけではない

ガラスが非例だからといって、porous の意味を「ガラスではない」とはできません。非例は、候補のどの条件が必要かを検査するものです。

however は対比を示しますが、このレッスンの中心は反対語を推測することではなく、例の集合の境界を確かめることです。

肯定例と非例を比べて意味の境界を見つける図 spongeとclayには小さな穴と液体を通す性質があり、glassにはないため、porousの境界条件を確認する。 porous に当てはまる sponge穴・吸水 clay空間・浸入 glass:非例滑らか・水を通さない境界を確認

候補を一つずつ試す

候補「柔らかい」を試すと、粘土の状態やガラスとの違いを十分説明できません。候補「小さな空間があり液体を通す」は、肯定例に当てはまり、非例を外せます。

良い候補は、肯定例を全て含み、非例を外します。外れない場合は、特徴を一段具体的にします。

よくある間違い

非例の特徴をそのまま反対にして語義を作ると、必要以上に広がります。ガラスがsmoothだからporousはroughだ、とは限りません。液体が通る理由まで見ます。

また、非例を見つけても肯定例との共通点を捨てません。先に作った候補の境界を調整するために使います。

自分で確かめよう

確認1:porous の肯定例と非例は何ですか。肯定例はspongeとunfinished clay、非例はglassです。
確認2:意味の境界を作る条件は何ですか。小さな穴や空間があり、液体などを通したり吸収したりできることです。
確認3:非例は未知語の反対語をそのまま教えますか。いいえ。肯定例との違いから、候補に必要な条件を確かめます。

まとめと次の一歩

非例は、作った候補の境界を検査します。良い候補は肯定例を全て含み、非例を外せます。一つの表面的な反対だけで決めません。

次は such asincluding の長い列挙を最後まで読み、例を取りこぼさずに比較します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。