当てはまらない例で境界を確かめよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、全例に共通する特徴を言葉にしました。今回は、その候補に当てはまらない「非例」と比べ、どの条件が意味の境界を作るかを確かめます。
目標は、非例を単なる反対語だと思わず、肯定例との一つの違いから、必要な条件を説明できることです。
例でつかむ:似ているが入らないものを比べる
Some materials are porous. A sponge absorbs water through many tiny holes. Unfinished clay also lets liquid enter its small spaces. Glass, however, has a smooth surface and does not let water pass through.
porous の肯定例はスポンジと焼く前の粘土です。ガラスは非例です。
| 対象 | 小さな穴・空間 | 水や液体が入る | porous? |
|---|---|---|---|
| sponge | ○ | ○ | ○ |
| unfinished clay | ○ | ○ | ○ |
| glass | × | × | × |
境界を作る条件は「小さな穴や空間があり、液体などを通す・吸収する」です。単に「固体」「自然素材」では区別できません。
非例は反対の意味全部を教えるわけではない
ガラスが非例だからといって、porous の意味を「ガラスではない」とはできません。非例は、候補のどの条件が必要かを検査するものです。
however は対比を示しますが、このレッスンの中心は反対語を推測することではなく、例の集合の境界を確かめることです。
候補を一つずつ試す
候補「柔らかい」を試すと、粘土の状態やガラスとの違いを十分説明できません。候補「小さな空間があり液体を通す」は、肯定例に当てはまり、非例を外せます。
良い候補は、肯定例を全て含み、非例を外します。外れない場合は、特徴を一段具体的にします。
よくある間違い
非例の特徴をそのまま反対にして語義を作ると、必要以上に広がります。ガラスがsmoothだからporousはroughだ、とは限りません。液体が通る理由まで見ます。
また、非例を見つけても肯定例との共通点を捨てません。先に作った候補の境界を調整するために使います。
自分で確かめよう
確認1:porous の肯定例と非例は何ですか。
肯定例はspongeとunfinished clay、非例はglassです。確認2:意味の境界を作る条件は何ですか。
小さな穴や空間があり、液体などを通したり吸収したりできることです。確認3:非例は未知語の反対語をそのまま教えますか。
いいえ。肯定例との違いから、候補に必要な条件を確かめます。まとめと次の一歩
非例は、作った候補の境界を検査します。良い候補は肯定例を全て含み、非例を外せます。一つの表面的な反対だけで決めません。
次は such as や including の長い列挙を最後まで読み、例を取りこぼさずに比較します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。