地図・時系列・仕組み図から関係を予測しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、グラフの軸と変化から増減を表す語を予測しました。今回は地図、時系列、仕組み図を使い、場所の関係、出来事の前後、物や情報の流れを読みます。
目標は、図の種類を先に見分け、凡例・時刻・矢印の意味を確認して、未知語が場所・変化・手順・因果のどれに関係するかを絞れることです。
矢印を見たらすぐ「原因」と考えず、移動、時間順、変化、情報の流れのどれかを確かめてください。
地図は位置と移動を示す
地図にriver、village、shelterがあり、川沿いから高台のshelterへ矢印が引かれているとします。本文にResidents evacuated to the shelter.とあれば、evacuatedは危険な場所から安全な場所へ移動する意味だと予測できます。
ただし、方角、距離、施設の種類は凡例や縮尺で確認します。地図の上側が必ず北とは限らず、記号の意味も図ごとに違います。
時系列は出来事の前後を示す
時系列が次の順なら、出来事の関係を整理できます。
- 8:00 Heavy rain begins.
- 9:15 River level rises.
- 10:00 Road is closed.
- 10:30 Residents move to the shelter.
prior to the road closureのpriorが未知語でも、時刻の前後から「道路閉鎖より前」という方向へ絞れます。
時系列は順番を示しますが、先に起きたことが必ず原因とは限りません。原因は本文のbecause、therefore、as a resultなどで確かめます。
仕組み図は段階と流れを示す
雨水利用の図で、roof → tank → filter → gardenと矢印が続くなら、水が屋根から集められ、タンクに入り、ろ過され、庭で使われる流れです。
filterが未知語でも、tankの後、gardenの前にあり、水を通す装置として描かれていれば、不純物を取り除く段階だと予測できます。
同じ矢印でも意味が違う
例題:矢印の関係を説明する
仕組み図:sunlight → solar panel → electricity → school
本文:Solar panels convert sunlight into electricity for the school.
- 図は物の移動ではなく、エネルギーの変化を示します。
- sunlightがsolar panelを通り、electricityになります。
- convertは「あるものを別の形へ変える」方向です。
- intoが変化後のものを示し、図と本文が一致します。
よくある間違い
時系列でAの後にBがあるだけで、AがBの原因だと断定してはいけません。順番と因果は別の関係です。原因を示す語や説明を本文で探します。
また、地図の色や記号を凡例なしで自分のイメージへ当てはめると、土地利用・危険区域・経路を取り違えます。図ごとの凡例を優先します。
自分で確かめよう
確認1:地図の矢印から何を予測できますか。
人物や物がどこからどこへ移動するか、経路や方向を予測できます。凡例と本文で確かめます。確認2:時系列で先に起きた出来事を原因と断定できない理由は何ですか。
時系列は前後関係を示すだけで、原因と結果であることまでは証明しないからです。確認3:sunlight → solar panel → electricityからconvertをどう絞れますか。
sunlightをelectricityという別の形へ変える働きだと絞れます。まとめと次の一歩
地図は位置と移動、時系列は出来事の前後、仕組み図は段階や流れを示します。矢印の意味は図の種類・凡例・本文で確かめます。
次は、注番号・語注・略語説明・出典を、対応する本文や資料へ正しく戻します。
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