LESSON 01

未知語があっても読み続けよう

未知語は全て読解の障害なのか

未知語があっても、設問と文の骨格から理解を防ぐ語か判断する

未知語は全て読解の障害なのか

このレッスンの役割と目標

前の「語のまとまり」コースでは、一語ずつではなく意味単位を取り、文の骨格と前後関係を保って読みました。このコースでは、その力を使って、知らない語があっても文脈から必要な意味を絞ります。

この最初のレッスンの目標は、未知語を見た瞬間に止まらず、「この語の意味が分からなくても、設問に答えられるか」を判断することです。同時に、未知語を全て無視するのではなく、理解を妨げる語は後で推測・確認すると区別します。

例でつかむ:知らない語があっても答えられる

Emi visited a sanctuary for injured birds on Saturday. She helped clean the cages and prepared food for the birds. She wants to visit the place again next month.

sanctuary を知らないとします。それでも、次の設問には答えられます。

設問 未知語は必要か 根拠
When did Emi visit the place? ほぼ不要 on Saturday
What did she do there? ほぼ不要 鳥かごを掃除し、食べ物を準備した
What kind of place is a sanctuary here? 必要 傷ついた鳥、かご、食事、再訪問の情報

設問が時や行動を聞いているなら、sanctuary の辞書的な定義までは必要ありません。場所の種類を聞かれたら、文脈から「傷ついた鳥を保護する場所」と絞る必要があります。

影響を判断する三つの問い

  1. この語が分からなくても、誰が何をしたかを言えるか
  2. 設問はこの語自体や、この語を含むまとまりについて聞いているか
  3. この語を曖昧なままにすると、前後の理由・結果・対比を反対に読んでしまうか
未知語が設問へ影響するかを判断する図 未知語を見つけた後、文の骨格と設問への影響を確かめ、影響が小さければ読み続け、大きければ印をつけて推測する。 未知語sanctuary 影響を判断骨格が分かる?設問に必要? 影響が小さい読み続ける 影響が大きい印をつけて推測

「後で戻る」ための印

今は意味が不明でも読み続けると決めた語には、下線、丸、または ? を一つつけます。これは無視ではありません。読解の流れを保ったまま、後の証拠または設問の必要性が分かったときに戻るための印です。

一つの段落に未知語が多く、主語・動詞・主な出来事まで取れない場合は、単語を個別に推測する前に、文の骨格や前の段落との関係を確かめます。

よくある間違い

未知語を一つ見つけるたびに辞書を引き、文章の流れを失うことがあります。まず骨格と設問への影響を確かめます。

逆に、「未知語は飛ばせばよい」と考え、設問がその語の意味を聞いているのに無視することがあります。大切なのは常に飛ばすことではなく、影響を判断することです。

自分で確かめよう

確認1:未知語を見つけたら最初に何をしますか文の骨格と設問を確かめ、その語が理解や解答を妨げるかを判断します。
確認2:未知語は全てすぐ辞書で調べますかいいえ。設問への影響が小さければ印をつけて読み続け、後の文脈から必要性を再判断します。
確認3:未知語を読み飛ばしてよいのは、どんなときですかその語が分からなくても文の骨格と設問への答えを取れ、前後関係を反対に読む危険が小さいときです。

まとめと次の一歩

未知語は、存在するだけで読解の障害になるわけではありません。文の骨格と設問への影響を判断し、今読み続けるか、後で推測・確認するかを決めます。次は、未知語を残したまま、文の中心メッセージを取ります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。