LESSON 01

前後の知っている語を手がかりにする

前置詞が作る関係から意味を絞ろう

with、without、for、from、into などが示す同伴・欠如・目的・起点・変化先から未知語の役割を絞る

前置詞が作る関係から意味を絞ろう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、程度語から未知語の強さを読みました。今回は withwithoutforfrominto など、語と語の関係を作る前置詞を手がかりにします。

目標は、前置詞を一つの日本語へ機械的に訳すのではなく、「同伴・欠如・目的・起点・変化先」の関係を読み、未知語の役割を絞れることです。

例でつかむ:前置詞の後ろは関係の相手

前置詞 まず考える関係 読む問い
with 一緒・所持・手段 何と一緒か、何を使うか
without 欠如 何がないか
for 目的・対象 何のためか、誰のためか
from 起点・原因 どこから、何が原因か
into 変化先・内部への移動 何へ変わるか、どこへ入るか

The villagers purified the water with a simple filter.

purified が未知語でも、目的語は水、with a simple filter は簡単なフィルターを使うことを示します。フィルターで水に行う動作なので、「きれいにする・不純物を取り除く」の方向へ絞れます。

without と into で変化を読む

The animal survived for weeks without food.

survived は動詞で、without food は食べ物がない条件です。それでも数週間続いた状態なので、「生き続けた・持ちこたえた」に近いと考えられます。

The factory converts waste into fuel.

converts A into B では、AがBへ変化します。converts が未知語でも、「廃棄物を燃料へ変える」動作と分かります。

前置詞が未知語と周辺語の関係を作る図 withは手段、withoutは欠如、forは目的、fromは起点、intoは変化先を示し、未知語の意味を絞る。 未知語の動作周りとどう関係? with:手段 without:欠如 for:目的 from:起点 into:変化先

日本語訳ではなく関係を残そう

for をいつも「〜のために」、with をいつも「〜と一緒に」と訳すと、不自然な文があります。まず「目的」「手段」などの関係を保ち、文全体に合う日本語は後で選びます。

前置詞句をかっこで囲み、with a filter = 手段 のように役割を書けば、未知語とどのようにつながるか見えます。

よくある間違い

前置詞の日本語訳を一つ覚え、その訳へ文を無理に合わせるのは誤りです。同じ前置詞にも複数の関係があります。

また、前置詞だけで語義を確定しません。with a filter という手段に加え、目的語が water であることも使って purified を絞ります。

自分で確かめよう

確認1:with a simple filter は何の関係を示しますか。水に動作を行うときに使った手段・道具を示します。
確認2:converts waste into fuel で into は何を示しますか。waste が変化して到達する先、つまり fuel への変化を示します。
確認3:前置詞は一つの日本語へ固定してよいですか。いいえ。まず同伴・手段・目的・起点・変化先などの関係を読み、文に合う表現を選びます。

まとめと次の一歩

前置詞は、未知語と周辺語の関係を示します。日本語訳を固定せず、何と一緒か、何がないか、何のためか、どこからどこへかを読みましょう。

次は、文法的に可能なだけでなく、英語でよく一緒に使われる語の組み合わせを手がかりにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。