LESSON 01

言い換えを見つけよう

品詞と文の役割が対応するか確かめよう

未知語と候補表現の品詞・主語・動作・状態などの役割が対応するかを確認する

品詞と文の役割が対応するか確かめよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、言い換えられる二つの範囲を対応させました。今回は、二つが同じ話題に関係するだけでなく、文の中で同じ仕事をしているかを確かめます。

目標は、未知語と候補表現の品詞、主語・動作・状態・対象という役割を比べ、見かけだけの対応を除けることです。

例でつかむ:同じ話題でも同じ意味とは限らない

The path was hazardous. That is, walking on it involved a serious risk of injury.

hazardouswas の後で道の性質を表す形容詞です。後ろの involved a serious risk of injury も、歩くとけがの危険がある状態を説明します。品詞の形は形容詞と動詞句で違いますが、文中の役割は「道の危険な性質」を述べる点で対応します。

The path was repaired because it was hazardous.

repaired は行った処置、hazardous はその理由となる状態です。同じ道について述べても、この二語は言い換えではありません。

三つの対応を確認する

確認 問い
対象 同じ人・物・出来事について述べているか
役割 動作、状態、原因、結果などの仕事が同じか
向き 良い・悪い、増える・減るなどの方向が同じか

この三つが合えば、表面の品詞が完全に同じでなくても言い換えになりえます。逆に話題だけが同じでも、原因と結果は同義ではありません。

言い換え候補の対象・役割・方向を照合する図 hazardousとserious risk of injuryを、同じpath、危険な状態、悪い方向という三観点で対応確認する。 hazardous道の性質 対応を検査対象:同じpath役割:危険な状態方向:悪い三つとも一致 serious riskof injury同じ役割

品詞が違うときは文の仕事で比べる

hazardous は一語の形容詞、後ろは長い説明です。それでもどちらも「危険がある」という性質を述べます。語数や品詞名だけで言い換えを否定しません。

一方、dangeravoid は危険という話題でつながっても、前者は物事、後者は避ける動作で役割が違います。

よくある間違い

同じ話題語が出るだけで同義と考えると、原因・行動・結果を混同します。対象だけでなく役割と方向を確認します。

反対に品詞の形が違うから言い換えではないと決めるのも誤りです。文の中で同じ中心内容を担当するかを見ます。

自分で確かめよう

確認1:hazardous と後ろの説明が対応する三つの理由は何ですか。同じpathを対象にし、危険な状態を述べ、けがにつながる悪い方向が同じだからです。
確認2:repaired と hazardous は同じ道について述べるので言い換えですか。いいえ。repairedは処置、hazardousは処置の理由となる状態で、文中の役割が違います。
確認3:品詞が違えば言い換えではありませんか。必ずしもそうではありません。一語と句でも、対象・役割・方向が対応すれば同じ中心内容を表せます。

まとめと次の一歩

言い換え候補は、同じ対象について、同じ役割と方向を表すかで確認します。同じ話題だけでは不十分で、品詞の表面が違っても文の仕事が同じなら対応できます。

次は、一語の短い表現と、複数語の詳しい説明を結び、どの細部が中心意味に含まれるかを見ます。

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