未知語の品詞を位置から見分けよう
このレッスンの役割と目標
前の二つのレッスンで、文章全体の話題と、各文で繰り返される対象をつかみました。ここでは視点を一語へ近づけ、未知語が名詞・動詞・形容詞・副詞のどれとして働いているかを、文中の位置から判断します。
目標は、未知語の正確な意味が分からなくても、その前後の形から品詞を絞り、「人や物」「動作」「性質」「程度や様子」のどれを表しそうか考えられることです。
例でつかむ:未知語の左右を見よう
次の基本的な目印を使います。
| 未知語の位置 | 考えやすい品詞 | 大まかな役割 |
|---|---|---|
| a / the / this の後 | 名詞 | 人・物・こと |
| 主語の後、目的語の前 | 動詞 | 動作・変化 |
| be動詞の後、名詞の前 | 形容詞 | 性質・状態 |
| 動詞や形容詞を詳しくする位置 | 副詞 | 程度・方法・様子 |
目印は絶対の規則ではありませんが、候補を大きく減らせます。最初から日本語の意味を当てるより、文の箱を先に決める方が安全です。
四つの文で確かめよう
The scientist invented a glimmer.
a の後なので、glimmer はこの文では「何かの物やこと」を表す名詞と考えます。
The new machine glimmers at night.
主語 The new machine の後にあり、文の動作を作るため、ここでは動詞です。同じつづりでも、位置が変われば品詞が変わることがあります。
The surface is glimmering.
is の後で表面の状態を述べています。形容詞に近い働きか、進行形の動詞かは後の学習で細かく見分けますが、今は「表面の状態・動き」と大まかに置ければ進めます。
The stars shone glimmeringly.
動詞 shone の様子を詳しくする位置なら、副詞の役割と考えられます。実際に使われる自然な語かどうかより、ここでは位置から役割を判断する練習に注目します。
品詞は文ごとに判断する
「この英単語はいつも名詞」のように、つづりだけで固定しないことが大切です。change は a change なら名詞、people change なら動詞として使われます。まず今読んでいる文の位置を見ます。
品詞が分かっても、正確な意味はまだ確定しません。しかし「人や物ではなく動作らしい」と分かるだけで、的外れな推測を大きく減らせます。
よくある間違い
未知語に最初に思いついた日本語を当て、その日本語の品詞から英文を読むと、順序が逆になります。英文中の位置から品詞を決め、その後で意味の候補を考えます。
また、語尾だけで品詞を断定するのも危険です。語尾は手がかりになりますが、まず冠詞、主語、be動詞、周りの名詞など、文全体の位置関係を確認します。
自分で確かめよう
確認1:a の直後に未知語があるとき、最初に何の候補と考えますか。
人・物・ことなどを表す名詞の候補と考えます。確認2:同じつづりの語は、いつも同じ品詞ですか。
いいえ。change のように、文中の位置によって名詞にも動詞にもなる語があります。確認3:品詞を判断することは、正確な意味を確定することと同じですか。
違います。まず意味の大きな箱を決め、前後の内容を使って具体的な意味を後から絞ります。まとめと次の一歩
未知語の左右にある冠詞、主語、be動詞、名詞などを見れば、品詞の候補を絞れます。正確な訳を考える前に、名詞・動詞・形容詞・副詞のどれとして働くかを判断しましょう。
次は品詞の箱を、実際に読解で使える「人・物・動作・状態・程度」という仮の意味ラベルへ変えます。
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