グラフの軸と変化から増減・差・割合を予測しよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、表の行・列・単位から比較の条件を整理しました。今回はグラフを使い、時間による変化、二つの集団の差、割合を読みます。
目標は、グラフの題名、横軸、縦軸、単位、凡例、目盛りを確認し、increase、decline、remain、gap、proportionなどの未知語が表す方向を予測できることです。
線の見た目だけで判断せず、軸が何をどの幅で表すかを先に読みます。
横軸と縦軸を言葉にする
横軸がYear、縦軸がStudents Walking to School (%)なら、年ごとに徒歩通学する生徒の割合がどう変わったかを示します。
縦軸がStudentsではなく%なので、人数そのものではありません。全生徒数が変われば、同じ割合でも人数は変わる可能性があります。
線の方向を本文の語と結ぶ
2022年の25%から2025年の40%へ上がっていれば、increased、rose、grewなど増加の方向を予測できます。
40%から28%へ下がればdeclined、fell、droppedなど減少の方向です。ほとんど変わらなければremained stableのような表現が使われます。
軸と変化を一緒に読む
例題:本文の語を予測する
The proportion of students walking to school steadily increased from 2022 to 2025.
proportionが未知語でも、縦軸の%から割合に関係する名詞だと分かります。steadilyは線が毎年同じ方向へ少しずつ上がる様子に合います。increasedは25%から40%への上昇に合います。
グラフは三つの未知語の意味を、役割と方向から絞っています。
目盛りの幅に注意する
縦軸が0から始まらず、90から100だけを示すグラフでは、小さな差が大きく見えることがあります。線の傾きだけでなく、目盛りの数値差を読みます。
また、人数と割合を混同しないようにします。40%は40人とは限りません。
凡例で線や棒の意味を区別する
二本の線がある場合、色だけで判断せず、凡例の名称や線種を確認します。School AとSchool B、boysとgirls、weekdayとweekendなど、何を比較しているかが違います。
よくある間違い
右上がりだから「大きく増えた」と決めると、目盛りが細かい場合に誇張します。最初と最後の値を読み、差を数値で確認してください。
また、割合の増加を人数の増加と同じだと思わないようにします。全体人数が変化している可能性があります。
自分で確かめよう
確認1:このグラフの横軸と縦軸は何を表しますか。
横軸は年、縦軸は徒歩通学する生徒の割合%を表します。確認2:25%から40%への変化から、どんな語の方向を予測できますか。
increase、rise、growなど増加する方向の語を予測できます。確認3:40%を40人と読めない理由は何ですか。
%は全体に占める割合であり、全体人数が分からなければ実際の人数は決まらないからです。まとめと次の一歩
グラフは題名・軸・単位・凡例・目盛りを先に読み、数値の変化から増減・安定・差・割合の語を予測します。見た目の傾きは数値で確かめます。
次は、地図・時系列・仕組み図の位置、順番、矢印から関係を予測します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。