LESSON 01

具体例から共通点を探す

入試長文で複数例から語義を推測しよう

例の標識、範囲、共通カテゴリ、共通特徴、非例、新例検証を統合して語義候補を説明する

入試長文で複数例から語義を推測しよう

このレッスンの役割と目標

このレッスンは「具体例から共通点を探す」セクションの仕上げです。例の標識、例の集合、共通カテゴリ、共通特徴、非例、列挙範囲、新例による検証を入試形式の文章で統合します。

目標は、明示的な定義がなくても、複数例を根拠に未知語の意味候補を作り、なぜその候補が全例へ当てはまるか説明できることです。

例でつかむ:入試形式の文章を読もう

Small Actions, Large Effects

Many communities support upcycling. One group turns old advertising banners into strong shopping bags. Another team makes furniture from wood removed during building repairs. Students at a local school create notebooks from paper printed on only one side. These projects differ in materials and products, but all of them give unwanted objects a new use and often increase their value. Simply throwing cans into a recycling bin is useful, but it is not the same process described here.

upcycling が未知語だとします。

六段階で根拠を整理する

  1. 例を集める:古い幕→バッグ、廃材→家具、片面印刷紙→ノート。
  2. 違いを外す:材料と完成品はそれぞれ違う。
  3. 大きな種類を取る:不要品を扱う再利用の活動。
  4. 共通特徴を取る:新しい用途を与え、価値を高める。
  5. 非例を使う:缶をそのまま回収箱へ入れるだけとは異なる。
  6. 仮の意味を作る:不要品を別の役立つ物へ作り変え、価値を高める再利用。
元は不要品 新しい用途 価値が高まる
banner → bag
wood → furniture
one-sided paper → notebook
三つの例と一つの非例からupcyclingの意味を推測する図 bannerからbag、woodからfurniture、paperからnotebookという三例の共通点を取り、単なるcan recyclingという非例で境界を確かめる。 banner → bag新しい用途 wood → furniture価値を高める paper → notebook別の役立つ物 不要品を新しい役立つ物へ作り変える三例に共通する意味候補 缶を回収箱へ非例作り変えない

設問に合わせて表現を選ぶ

語義選択なら「不要品をより価値のある別の物へ作り変える」に近い選択肢を選びます。大意なら、地域が不要品に新しい価値を与える活動をしているとまとめます。

答え合わせでは、候補だけでなく、少なくとも二つの肯定例と非例との違いを根拠として言います。

よくある間違い

最初のバッグだけを見て「布製品を作ること」とすると、木や紙を説明できません。また、単に「リサイクル」と広くすると、最後の非例との区別が消えます。

例の違いを外し、全例に共通し、非例を外せる特徴まで残しましょう。

自分で確かめよう

確認1:upcycling の三つの肯定例は何ですか。古い広告幕からバッグ、廃材から家具、片面印刷紙からノートを作ることです。
確認2:三例の共通特徴は何ですか。不要になった物へ新しい用途を与え、しばしば価値を高めることです。
確認3:缶を回収箱へ入れる例はどんな役割ですか。単に回収するだけで、別の価値ある物へ作り変える活動とは異なることを示す非例です。
確認4:このセクションを完了した状態は何ですか。明示的な定義がなくても、複数例を正しく集め、共通カテゴリと特徴を作り、非例や新例で検証できる状態です。

まとめと次の一歩

複数例からの推測では、例を全て集め、違いを外し、共通カテゴリと特徴を作り、非例や新例で境界を確かめます。

次のセクションでは、筆者が同じ内容を別の言葉で言い直している箇所を見つけ、未知語と既知表現を対応させます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。