LESSON 01

前後の知っている語を手がかりにする

よく結びつく語の組み合わせを使おう

make a decision、heavy rain、pay attention など既知語の自然な組み合わせから未知語の候補を検証する

よく結びつく語の組み合わせを使おう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、前置詞が作る関係から意味を絞りました。今回は、英語でよく一緒に使われる自然な語の組み合わせを手がかりにします。このような組み合わせをコロケーションと呼びます。

目標は、単語を一つずつ訳すだけでなく、既知の組み合わせから未知語の候補を作り、その候補を文全体で検証できることです。

例でつかむ:文法的に正しくても、組み合わせには相性がある

英語では、次のような組み合わせがよく使われます。

組み合わせ 自然な意味
make a decision 決定する
pay attention 注意を向ける
heavy rain 激しい雨
strong wind 強い風
take responsibility 責任を引き受ける

日本語では「強い雨」と考えても、英語では一般に heavy rain と言います。語の組み合わせは、辞書の最初の訳だけでは見えない意味を教えます。

未知語を組み合わせから推測しよう

Please pay heed to the warning signs.

heed が未知語でも、pay の後にあり、to the warning signs が続きます。知っている pay attention to ... と同じ形なので、「注意・関心のようなもの」と推測できます。

The region experienced a severe drought last summer.

drought が未知語でも、severe と結びつく出来事・状態で、地域が経験し、夏に起きています。後ろに There was little rain for months. があれば、「深刻な水不足・日照り」に近づきます。

既知の語の組み合わせを未知語へ重ねる図 pay attention toという既知の型をpay heed toへ重ね、heedが注意や関心に近い名詞だと推測する。 pay attention to ...知っている組み合わせ pay heed to ...未知語を含む同じ型 heed = 注意・関心のようなもの文全体で候補を確認

組み合わせは有力な証拠だが一つに限定しない

似た型が見つかっても、未知語が既知語と完全に同じ意味とは限りません。heedattention に近い役割ですが、文体や使われ方に違いがあります。入試読解では、必要な範囲まで分かれば十分な場合が多いです。

組み合わせを見つけたら、主語、目的語、後続文という別の証拠も一つ加えます。

よくある間違い

文法的に作れる組み合わせは全て同じくらい自然だと思うと、英語らしい意味を見失います。単語帳でも一語だけでなく make a decision のようなまとまりで覚えると読解にも役立ちます。

一方、似た組み合わせを見つけただけで意味を確定するのも危険です。文全体へ戻し、話題や結果と矛盾しないか確かめます。

自分で確かめよう

確認1:コロケーションとは何ですか。英語でよく一緒に使われる、自然な語の組み合わせです。
確認2:pay heed to から heed をどう推測できますか。pay attention to と同じ型なので、注意・関心のような名詞だと候補を作れます。
確認3:似た組み合わせがあれば意味は完全に同じですか。必ずしも同じではありません。候補を作る証拠として使い、主語や後続文でも確認します。

まとめと次の一歩

よく結びつく語の組み合わせを知ると、未知語を一語ずつ訳さずに役割と意味の範囲を推測できます。ただし、組み合わせは候補を作る証拠であり、別の証拠でも検証します。

次は、これまでの主語・動詞・目的語・修飾語・前置詞・組み合わせから、二つ以上の手がかりを同時に使います。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。