LESSON 01

仮の意味を入れて確かめよう

仮の意味で文を言い換えて読み直そう

未知語を仮の意味に置き換え、主語・動作・結果を保った簡単な一文へ言い換えて自然さを確認する

仮の意味で文を言い換えて読み直そう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、仮の意味が段落の話題と場面に合うかを確かめました。今回は、未知語を候補へ置き換え、主語・動作・対象・結果を保った簡単な文に言い換えます。

目標は、言い換えた文が元の英文と同じ中心内容を持つか確認し、意味を変えた候補や品詞の違う候補を見抜けることです。

きれいな日本語訳を作ることが目的ではありません。英文の骨格を残したまま、意味を見える形にする検査です。

骨格を残して置き換える

The shade from the trees alleviated the heat.

alleviatedの候補を「弱めた」とします。

元の骨格はshade alleviated heatです。言い換えると「木陰が暑さを弱めた」となります。主語shade、動作、対象heatが保たれ、街路樹の話題にも合います。

「木陰は暑かった」と言い換えると、heatが対象でなくなり、文型を変えてしまいます。

言い換えで残す四つ

  1. 誰・何が:主語
  2. どうする・どんな状態:動詞または説明
  3. 誰・何へ:目的語や対象
  4. どんな結果・条件:前後の関係

語順を日本語に合わせても、この四つの関係は変えません。

元の文と並べて比較する

未知語を仮の意味へ置き換え、英文の骨格を保って言い換える図 The shade alleviated the heatの主語shade、動詞alleviated、目的語heatを、木陰が暑さを弱めたという言い換えへ対応させ、関係が保たれることを示す。 言葉を変えても、誰が何へどうしたかを残す The shade alleviated the heat. S: shadeV: alleviatedO: heat 木陰が暑さを弱めた。 主語: 木陰動作: 弱めた対象: 暑さ 骨格と段落の話題が保たれれば候補を残す

例題:二つの言い換えを比べる

The new rule discouraged unnecessary printing.

候補A:discouraged = 減らそうとした
言い換え:「新しい規則が、不必要な印刷を減らそうとした。」

候補B:discouraged = 印刷された
言い換え:「新しい規則が、不必要な印刷を印刷された。」

候補Bは動詞の向きと目的語関係が壊れます。候補Aは、ruleがprintingを行いにくくする方向を保ちます。後の文でprinting decreasedとあれば、さらに確信が上がります。

意訳しすぎない

The policy was controversial.を「みんなが政策を嫌った」と言い換えると、本文にない「みんな」と「嫌った」を足しています。

候補が「意見が分かれる状態」なら、「その政策について賛成と反対が分かれた」のように、元の評価の範囲を保ちます。

よくある間違い

自然な日本語にするために主語や対象を変えると、候補の検査になりません。最初は少し不自然でも、S・V・C・Oの関係を見えるようにします。

また、候補の意味を強めたり、原因を足したりしないでください。元の文が述べる範囲を超えない言い換えにします。

自分で確かめよう

確認1:言い換えで必ず保つ中心関係は何ですか。誰・何が、どうするまたはどんな状態で、誰・何へ働き、どんな結果や条件があるかです。
確認2:alleviatedを「弱めた」とする候補が合う理由は何ですか。shadeが主語、heatが対象というSVOを保ち、「木陰が暑さを弱めた」と段落の場面にも合うからです。
確認3:controversialを「みんなが嫌った」と言い換えない理由は何ですか。本文にない全員一致や嫌悪という強い内容を足し、意見が分かれるという候補の範囲を越えるからです。

まとめと次の一歩

仮の意味で文を言い換えるときは、主語・動作・対象・結果を保ちます。骨格や主張を変える候補は修正します。

次は、二つ以上の候補を同じ文法・論理・話題の基準で比べ、証拠の多い候補を選びます。

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