LESSON 01

原因と結果から意味を考える

複数の原因と結果を因果の鎖にしよう

一つの結果が次の原因になる段落を複数の矢印で整理する

複数の原因と結果を因果の鎖にしよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、英文の語順が逆でも原因へ戻って矢印を引きました。今回は、一つの結果が次の出来事の原因になる段落を、複数の矢印で整理します。

目標は、段落を小さな因果関係に分け、中間の出来事を飛ばさず「原因 → 中間結果・次の原因 → 最終結果」という鎖を作れることです。

例でつかむ:一つの出来事が二つの役割を持つ

A long drought reduced the water in the lake. As a result, many water plants died. This loss left fish with fewer places to hide, so their population declined.

まず標識ごとに分けます。

  1. 長い干ばつ → 湖の水が減る
  2. 湖の水が減る → 水草が枯れる
  3. 水草が失われる → 魚の隠れ場所が減る
  4. 隠れ場所が減る → 魚の数が減る

many water plants died は、二つ目の矢印では結果ですが、三つ目の矢印では原因側になります。因果の鎖では、一つの出来事が「前の結果」と「次の原因」の両方を担当します。

中間の出来事を残す理由

干ばつから魚の減少へ一本だけ矢印を引くと、なぜ魚が減ったかの説明が弱くなります。水草と隠れ場所という中間段階を残せば、未知語の意味を細かく確かめられます。

たとえば declined を知らなくても、隠れ場所が減った結果としてfish populationに起きた変化なので、「減少した」側だと分かります。

段落を因果の鎖に変える

干ばつから魚の個体数減少までの因果の鎖 drought、less lake water、plants died、fewer hiding places、fish population declinedを左から右へ矢印で結び、中間結果が次の原因になることを示す。 long drought長い干ばつ less lakewater water plantsdied fewer hidingplaces fish populationdeclined 結果であり次の原因結果であり次の原因結果であり次の原因中間段階を残すと、未知語を推測する根拠が見える

鎖を作る手順

  1. because、so、as a resultなどの標識に印をつける。
  2. 一つの標識につき、原因と結果を一組だけ取る。
  3. 同じ内容を指す This loss などを元の出来事へ戻す。
  4. 結果が次の原因になる部分を重ねて並べる。
  5. 最後に矢印を言葉で読み上げる。

すべての文を無理に一本へ入れません。背景説明や具体例は、因果の鎖を支える別情報として残します。

よくある間違い

最初と最後だけを結ぶと、未知語の直前にある強い根拠を飛ばします。まず短い矢印を作り、あとから鎖にします。

反対に、段落中のすべての文を因果として並べるのも誤りです。標識、動詞表現、指示語で関係が示された部分だけをつなぎます。

自分で確かめよう

確認1:water plants diedは、鎖の中でどんな二つの役割を持ちますか。湖の水が減ったことの結果であり、魚の隠れ場所が減る次の原因です。
確認2:declinedをどう推測できますか。隠れ場所が減った結果としてfish populationに起きる変化なので、「減少した」と推測できます。
確認3:段落中の全文を因果の鎖へ入れますか。いいえ。因果標識や表現で関係が示された出来事をつなぎ、例や背景は別にします。

まとめと次の一歩

長い段落は、小さな原因と結果に分けてから鎖にします。中間結果が次の原因になる部分を残すと、未知語の意味を根拠付きで絞れます。

次は、分かっている結果から未知の原因の種類を推測します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。