複数の原因と結果を因果の鎖にしよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、英文の語順が逆でも原因へ戻って矢印を引きました。今回は、一つの結果が次の出来事の原因になる段落を、複数の矢印で整理します。
目標は、段落を小さな因果関係に分け、中間の出来事を飛ばさず「原因 → 中間結果・次の原因 → 最終結果」という鎖を作れることです。
例でつかむ:一つの出来事が二つの役割を持つ
A long drought reduced the water in the lake. As a result, many water plants died. This loss left fish with fewer places to hide, so their population declined.
まず標識ごとに分けます。
- 長い干ばつ → 湖の水が減る
- 湖の水が減る → 水草が枯れる
- 水草が失われる → 魚の隠れ場所が減る
- 隠れ場所が減る → 魚の数が減る
many water plants died は、二つ目の矢印では結果ですが、三つ目の矢印では原因側になります。因果の鎖では、一つの出来事が「前の結果」と「次の原因」の両方を担当します。
中間の出来事を残す理由
干ばつから魚の減少へ一本だけ矢印を引くと、なぜ魚が減ったかの説明が弱くなります。水草と隠れ場所という中間段階を残せば、未知語の意味を細かく確かめられます。
たとえば declined を知らなくても、隠れ場所が減った結果としてfish populationに起きた変化なので、「減少した」側だと分かります。
段落を因果の鎖に変える
鎖を作る手順
- because、so、as a resultなどの標識に印をつける。
- 一つの標識につき、原因と結果を一組だけ取る。
- 同じ内容を指す
This lossなどを元の出来事へ戻す。 - 結果が次の原因になる部分を重ねて並べる。
- 最後に矢印を言葉で読み上げる。
すべての文を無理に一本へ入れません。背景説明や具体例は、因果の鎖を支える別情報として残します。
よくある間違い
最初と最後だけを結ぶと、未知語の直前にある強い根拠を飛ばします。まず短い矢印を作り、あとから鎖にします。
反対に、段落中のすべての文を因果として並べるのも誤りです。標識、動詞表現、指示語で関係が示された部分だけをつなぎます。
自分で確かめよう
確認1:water plants diedは、鎖の中でどんな二つの役割を持ちますか。
湖の水が減ったことの結果であり、魚の隠れ場所が減る次の原因です。確認2:declinedをどう推測できますか。
隠れ場所が減った結果としてfish populationに起きる変化なので、「減少した」と推測できます。確認3:段落中の全文を因果の鎖へ入れますか。
いいえ。因果標識や表現で関係が示された出来事をつなぎ、例や背景は別にします。まとめと次の一歩
長い段落は、小さな原因と結果に分けてから鎖にします。中間結果が次の原因になる部分を残すと、未知語の意味を根拠付きで絞れます。
次は、分かっている結果から未知の原因の種類を推測します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。