単数・複数と人・物を手がかりにしよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、指示語・代名詞から前の候補へ矢印を戻しました。今回は、単数か複数か、人か物かを使って、成立しない候補を先に外します。
目標は、he、she、it、theyの形と候補の種類を対応させ、意味を読む前に候補を安全に絞れることです。
例でつかむ:代名詞の形には情報がある
Aya placed the books beside the lamp because they were heavy.
they は複数です。候補は the books と the lamp ですが、lampは単数なので外れます。theyはthe booksを指します。
Aya moved the lamp because it was too bright.
it は単数の物を受け、the lampを指します。
| 代名詞 | 基本の候補 |
|---|---|
| he / him / his | 単数の男性・男の子 |
| she / her | 単数の女性・女の子 |
| it / its | 単数の物・動物・内容 |
| they / them / their | 複数の人・物、文脈によって単数の人 |
中学読解ではまず単複と人・物を確認します。ただし実際の英語では、性別を特定しない一人をtheyで受ける場合もあります。本文の文脈を優先します。
候補を条件でふるいにかける
形だけで最後まで決めない
Ken put the cups on the plates because they were wet.
the cups も the plates も複数なので、theyの形だけでは決まりません。どちらがぬれていたのかは前後の文脈が必要です。
He had just washed the cups.
この説明があれば、theyはcupsと考えるのが自然です。単複・人・物は候補を減らす最初の手がかりで、最後は意味と段落の流れで確認します。
よくある間違い
代名詞に最も近い名詞を選ぶと、books beside the lamp because they... で単数のlampを選んでしまいます。距離より先に単複を確認します。
反対に、形が一致しただけで正解と決めるのも危険です。複数候補が二つあれば、動作・状態がどちらに合うかを本文へ戻して確かめます。
自分で確かめよう
確認1:books beside the lamp because they were heavyのtheyは何を指しますか。
複数のthe booksを指します。the lampは単数なので一致しません。確認2:itが指す基本的な候補は何ですか。
単数の物・動物・内容です。文脈によって前の出来事全体を受けることもあります。確認3:候補がどちらも複数なら何を確認しますか。
代名詞の位置へ候補を戻し、動作や状態、前後の説明に意味が合うか確認します。まとめと次の一歩
代名詞の単複と人・物の違いは、指示対象候補を絞る最初のふるいです。形で外せない候補は、意味と文脈で確認します。
次は、they、them、theirへ形が変わっても、同じ対象を文をまたいで追います。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。