形容詞と名詞の相性から意味を絞ろう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、動詞と目的語の組み合わせから未知語を絞りました。今回は、形容詞と名詞がどのように結びつくかを使います。
目標は、未知の形容詞が「何のどんな性質」を表すか、または既知の形容詞が未知の名詞の種類をどう制限するかを説明できることです。
例でつかむ:名詞によって自然な性質は変わる
We crossed a fragile bridge.
fragile が未知語でも、説明される名詞は bridge です。橋に関係する性質には、長さ、幅、古さ、強さ、安全性などがあります。後続文が Only one person could cross at a time. なら、強さや安全性に関わる「壊れやすい・弱い」候補が自然です。
The speaker gave a concise answer.
concise は answer を説明します。答えの性質なので、色や重さではなく、長さ・分かりやすさ・正確さなどの範囲です。in just two sentences が続けば「短くまとめられた」と絞れます。
既知の形容詞から未知の名詞を考える
The scientist examined a tiny organism under the microscope.
organism が未知語でも、tiny、examined、under the microscope が近くにあります。「顕微鏡で調べる、とても小さい生物のようなもの」と推測できます。
| 組み合わせ | 最初に考える範囲 |
|---|---|
| fragile + bridge | 強さ・安全性 |
| concise + answer | 長さ・表し方 |
| tiny + organism | 大きさの小さい物・生物 |
| severe + weather | 天候の強さ・厳しさ |
相性は候補を絞るが、まだ確定ではない
fragile bridge だけなら「壊れやすい橋」が有力ですが、どの程度危険かまでは分かりません。形容詞と名詞の相性で意味の分野を決め、後の説明や結果で精度を上げます。
ノートでは「fragile:bridge の強さ・安全性に関する悪い性質」と書けば、根拠と候補を区別できます。
よくある間違い
形容詞を単独で、最初に覚えた一つの訳へ固定すると、名詞との相性を見落とします。同じ形容詞でも、説明する名詞によって自然な日本語は変わります。
また「橋だから古いはず」のように、名詞だけから一つへ決めません。直後の一人ずつ渡るという証拠まで使います。
自分で確かめよう
確認1:fragile の意味の分野を絞る最初の手がかりは何ですか。
fragile が説明している名詞 bridge です。橋に自然な強さ・安全性などの性質を考えます。確認2:concise answer を「短くまとめられた答え」と考える追加の証拠は何ですか。
in just two sentences、つまりわずか二文で答えたという情報です。確認3:形容詞と名詞の相性だけで正確な意味を確定しますか。
いいえ。意味の分野を絞り、後の説明・結果など別の証拠で確認します。まとめと次の一歩
形容詞と名詞は互いの候補を制限します。「何の、どんな性質か」を考え、名詞に自然な意味の分野を選んでから、別の証拠で絞ります。
次は very、slightly、almost、too などの程度語を使い、未知語が表す性質や動作の強さを読みます。
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