未知語を「今必要・後で必要・今は不要」に分けよう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、重要な未知語へ仮の意味を入れ、確定・修正・保留を選びました。今回は文章中の複数の未知語を見て、どの語へ今すぐ時間を使うかを決めます。
目標は、未知語を「今必要」「印を付けて後で必要」「今は不要」の三つに分類し、その理由を文の骨格・段落の主張・設問との関係から説明できることです。
難しそうな語から調べるのではありません。その語が分からないと何が読めなくなるかを先に考えます。
三つの箱を作る
今必要:主語・動詞・補語・目的語の中心、原因や結果、段落の主張に関わる。
後で必要:今は大意を読めるが、設問や後の指示語で必要になる可能性がある。
今は不要:具体例の細部や固有名詞で、飛ばしても主張が読める。
飛ばす語にも軽く印を付けます。完全に忘れるのではなく、必要になったら戻れる状態にします。
例:三つの未知語を分類する
The city launched a campaign to reduce litter. Volunteers distributed reusable bags at the annual Riverside Festival. As a result, plastic waste declined by 18 percent.
未知語がcampaign、distributed、Riversideだとします。
- campaign:市がごみを減らすために始めた中心的な活動。段落の主題に関わるので今必要。
- distributed:volunteersがbagsへ行う動作。活動内容を理解するため今必要。
- Riverside:festivalの名前。どの祭りかという細部で、今は不要。
Riversideが後の設問で開催場所として問われたら、印へ戻ります。
優先度を決める地図
例題:難しい語が重要とは限らない
A bioluminescent organism appeared near the boat, but the crew continued their rescue mission.
bioluminescentは難しそうですが、光る生物の詳しい性質が主張や設問に関係しないなら、「生物を説明する語」までで飛ばせます。
一方、rescueが未知語で、crewが何を続けたか分からないなら、文の中心内容に関わるため優先します。綴りの難しさと重要度は別です。
分類の三つの問い
- この語がなくても、誰が何をしたか分かるか。
- この語がなくても、段落の主張・原因・結果が分かるか。
- この語は設問や選択肢に直接関わるか。
一つでも「分からなくなる」なら今必要の可能性が高まります。
よくある間違い
長く難しい語ほど重要だと思うと、固有名詞や専門的な修飾語へ時間を使いすぎます。文章で担当する役割を先に見ます。
また、飛ばすことを二度と見ないことだと思わないでください。印を付け、因果が切れた、指示語が分からない、設問に出たときに戻ります。
自分で確かめよう
確認1:未知語を三つに分類する基準は何ですか。
文の骨格、段落の主張・因果、設問への影響です。綴りの難しさではありません。確認2:Riversideを最初は飛ばせる理由は何ですか。
festivalの名前という細部であり、活動とごみ減少という段落の主張を読むのに不要だからです。確認3:「後で必要」と「今は不要」はどう違いますか。
後で必要は設問や後続文で戻る可能性が見えている語、今は不要は現時点の大意や設問に影響しない細部です。まとめと次の一歩
未知語は、読解への影響で今必要・後で必要・今は不要へ分類します。分類は仮であり、本文と設問に応じて更新します。
次は、S・V・C・Oの中心にある未知語を、修飾語より先に推測します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。