LESSON 01

推測する語と飛ばす語を選ぼう

未知語を「今必要・後で必要・今は不要」に分けよう

未知語が文の骨格・段落の主張・設問に与える影響から、今推測する・印を付けて後で戻る・飛ばすへ分類する

未知語を「今必要・後で必要・今は不要」に分けよう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、重要な未知語へ仮の意味を入れ、確定・修正・保留を選びました。今回は文章中の複数の未知語を見て、どの語へ今すぐ時間を使うかを決めます。

目標は、未知語を「今必要」「印を付けて後で必要」「今は不要」の三つに分類し、その理由を文の骨格・段落の主張・設問との関係から説明できることです。

難しそうな語から調べるのではありません。その語が分からないと何が読めなくなるかを先に考えます。

三つの箱を作る

今必要:主語・動詞・補語・目的語の中心、原因や結果、段落の主張に関わる。
後で必要:今は大意を読めるが、設問や後の指示語で必要になる可能性がある。
今は不要:具体例の細部や固有名詞で、飛ばしても主張が読める。

飛ばす語にも軽く印を付けます。完全に忘れるのではなく、必要になったら戻れる状態にします。

例:三つの未知語を分類する

The city launched a campaign to reduce litter. Volunteers distributed reusable bags at the annual Riverside Festival. As a result, plastic waste declined by 18 percent.

未知語がcampaigndistributedRiversideだとします。

  • campaign:市がごみを減らすために始めた中心的な活動。段落の主題に関わるので今必要。
  • distributed:volunteersがbagsへ行う動作。活動内容を理解するため今必要。
  • Riverside:festivalの名前。どの祭りかという細部で、今は不要。

Riversideが後の設問で開催場所として問われたら、印へ戻ります。

優先度を決める地図

未知語を今必要・後で必要・今は不要に分類する図 campaignは段落の主題、distributedは中心動作なので今必要、設問次第の語は後で必要、Riversideは祭り名の細部なので今は不要と分類する。 難しさではなく、読解への影響で分ける 今必要campaigndistributed主張・骨格・因果分からないと文が止まる 後で必要設問や後の文で必要になる可能性印を付ける大意を先に読む 今は不要Riverside固有名詞・例の細部飛ばしても主張が読める 分類は固定せず、設問と後の文で更新する

例題:難しい語が重要とは限らない

A bioluminescent organism appeared near the boat, but the crew continued their rescue mission.

bioluminescentは難しそうですが、光る生物の詳しい性質が主張や設問に関係しないなら、「生物を説明する語」までで飛ばせます。

一方、rescueが未知語で、crewが何を続けたか分からないなら、文の中心内容に関わるため優先します。綴りの難しさと重要度は別です。

分類の三つの問い

  1. この語がなくても、誰が何をしたか分かるか。
  2. この語がなくても、段落の主張・原因・結果が分かるか。
  3. この語は設問や選択肢に直接関わるか。

一つでも「分からなくなる」なら今必要の可能性が高まります。

よくある間違い

長く難しい語ほど重要だと思うと、固有名詞や専門的な修飾語へ時間を使いすぎます。文章で担当する役割を先に見ます。

また、飛ばすことを二度と見ないことだと思わないでください。印を付け、因果が切れた、指示語が分からない、設問に出たときに戻ります。

自分で確かめよう

確認1:未知語を三つに分類する基準は何ですか。文の骨格、段落の主張・因果、設問への影響です。綴りの難しさではありません。
確認2:Riversideを最初は飛ばせる理由は何ですか。festivalの名前という細部であり、活動とごみ減少という段落の主張を読むのに不要だからです。
確認3:「後で必要」と「今は不要」はどう違いますか。後で必要は設問や後続文で戻る可能性が見えている語、今は不要は現時点の大意や設問に影響しない細部です。

まとめと次の一歩

未知語は、読解への影響で今必要・後で必要・今は不要へ分類します。分類は仮であり、本文と設問に応じて更新します。

次は、S・V・C・Oの中心にある未知語を、修飾語より先に推測します。

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