SV・SVC・SVOで未知語の役割を絞ろう
このレッスンの役割と目標
ここまで、名詞・動詞・形容詞・副詞の席を一つずつ見てきました。今回は、それらを文の骨格へ組み込みます。SV・SVC・SVOの違いが分かると、未知語が動作、主語の説明、動作の対象のどれを担当しているかを判断できます。
目標は、修飾語をいったん外してS・V・C・Oを見つけ、未知語の文型上の役割から意味の範囲を絞れることです。
文型名を暗記するだけでなく、SとCは同じ人・物を説明し、SとOは別の役割だという関係を声に出して確認してください。
SVは「主語が動く・存在する」
Small insects thrive in this forest.
骨格はinsects thriveです。thriveが未知語でも、主語insectsの後ろで文を成立させる動詞です。in this forestは場所の説明です。
森で昆虫がどうするかを表し、目的語がないため、存在・成長・活動のように主語自身で完結する意味を候補にできます。
SVCは「S = C」
The surface became rough.
骨格はsurface became roughです。roughは主語surfaceの変化後の状態を説明します。つまりsurface = roughという関係です。
The plan seems practical.でもplan = practicalです。未知語がCの席なら、主語の種類・性質・状態を表す意味へ絞れます。
SVOは「主語が目的語へ働きかける」
The new rule reduced waste.
骨格はrule reduced wasteです。ruleがS、reducedがV、wasteがOです。未知語reducedはruleがwasteへ行った働きかけを表します。
後の文でThe school threw away less plastic.とあれば、wasteを少なくした方向だと具体化できます。
三つの骨格を関係で比べる
例題:同じ語順に見えても関係を確認する
The soup tasted strange.
- SはThe soupです。
- Vはtastedです。
- strangeはsoupの味の状態を説明します。
- soup = strangeという関係なのでCです。
- strangeは物の状態を表す形容詞の意味へ絞れます。
一方、I tasted the soup.ではIがtastedという行為をthe soupへ向けています。the soupはOです。同じtastedでも文型が変わります。
修飾語を骨格へ入れすぎない
Small insects thrive in this forest every summer.で、in this forestは場所、every summerは時を説明します。骨格はinsects thriveのSVです。
修飾語をCやOとして数えると、未知語の役割を誤ります。まずSとVで文が成立するかを確認します。
よくある間違い
動詞の後ろに語があるだけでOと決めると、The surface became rough.のroughを目的語と誤ります。SVCではCがSを説明し、S = Cの関係があります。
また、前置詞から始まる場所・時間のまとまりをOと数えないようにします。文の骨格から外しても中心の意味が残るかを確かめます。
自分で確かめよう
確認1:The surface became rough. がSVCだと分かる理由は何ですか。
roughが動作の対象ではなく、主語surfaceの変化後の状態を説明し、surface = roughの関係になるからです。確認2:The rule reduced waste. でwasteはどんな役割ですか。
動詞reducedの働きかけを受ける目的語Oです。確認3:in this forestをOと数えない理由は何ですか。
前置詞inから始まり場所を説明する修飾語で、動作が直接向かう対象ではないからです。まとめと次の一歩
SVは主語の動作・状態で完結し、SVCではCがSを説明し、SVOでは動作がOへ向かいます。骨格の関係が分かると、未知語の意味の範囲を狭められます。
次は、SVOOとSVOCを使い、「人に物を渡す関係」と「対象をある状態にする関係」を読み分けます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。