程度を表す語から強さを読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、形容詞と名詞の相性から意味の分野を絞りました。今回は、very、slightly、almost、too、enough などから、未知の性質・状態・動作がどの程度なのかを読みます。
目標は、程度語を見落とさず、未知語の正確な意味が分からなくても「弱い・強い・限界に近い・必要以上」といった強さを説明できることです。
例でつかむ:程度語は意味の目盛りを動かす
| 程度語 | 読み取る方向 | 例 |
|---|---|---|
| slightly | 少しだけ | slightly damp |
| very / extremely | 強く・非常に | extremely rare |
| almost | その状態の直前 | almost invisible |
| too | 必要以上で問題がある | too fragile to use |
| enough | 必要な程度に達する | strong enough to hold |
damp が未知語でも slightly damp なら、強い状態ではなく「少しだけ何らかの状態」です。後ろに but not completely wet があれば、「少し湿った」と絞れます。
too と enough は結果まで読む
The rope was too brittle to support the box.
brittle はロープの性質で、too ... to support は「箱を支えられないほど、その性質が強い」という構造です。したがって、丈夫さではなく「折れたり切れたりしやすい悪い性質」の候補になります。
The container was sturdy enough to protect the glass.
sturdy は容器の性質で、enough to protect はガラスを守れる程度に達していることを示します。「丈夫な・しっかりした」方向です。
程度と方向を分けて考える
very から分かるのは強さであり、良い意味か悪い意味かではありません。very helpful は良い性質、very dangerous は悪い性質です。程度語だけで具体的な意味を決めず、説明される名詞や結果と組み合わせます。
推測するときは「brittle:ロープの悪い性質/too なので強すぎる/箱を支えられない」と証拠を分けて書きます。
よくある間違い
almost を「完全にその状態」と読むと、結果を逆にすることがあります。almost empty は完全な空ではなく、空に近い状態です。
また、too を単に「とても」と読むと、必要以上で問題が起きる意味を落とします。後ろの to ... や結果まで読みましょう。
自分で確かめよう
確認1:slightly はどんな強さを示しますか。
その性質や状態が少しだけ、弱い程度であることを示します。確認2:too brittle to support the box から何が分かりますか。
brittle はロープが箱を支えられないほど強く表れた、強さや丈夫さに関する悪い性質です。確認3:very があれば未知語は良い意味だと分かりますか。
いいえ。very は強さだけを示します。良い・悪いの方向は名詞や後続の結果から判断します。まとめと次の一歩
程度語は、未知語の具体的な意味ではなく強さや限界を示します。弱い・強い・直前・必要以上・必要量という目盛りを読み、名詞や結果と組み合わせます。
次は前置詞が作る「何と一緒か」「何がないか」「何のためか」「何から何へか」という関係を手がかりにします。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。