LESSON 01

前後の知っている語を手がかりにする

程度を表す語から強さを読もう

very、slightly、almost、too、enough などから未知の性質・状態・動作の強さや限界を読む

程度を表す語から強さを読もう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、形容詞と名詞の相性から意味の分野を絞りました。今回は、veryslightlyalmosttooenough などから、未知の性質・状態・動作がどの程度なのかを読みます。

目標は、程度語を見落とさず、未知語の正確な意味が分からなくても「弱い・強い・限界に近い・必要以上」といった強さを説明できることです。

例でつかむ:程度語は意味の目盛りを動かす

程度語 読み取る方向
slightly 少しだけ slightly damp
very / extremely 強く・非常に extremely rare
almost その状態の直前 almost invisible
too 必要以上で問題がある too fragile to use
enough 必要な程度に達する strong enough to hold

damp が未知語でも slightly damp なら、強い状態ではなく「少しだけ何らかの状態」です。後ろに but not completely wet があれば、「少し湿った」と絞れます。

too と enough は結果まで読む

The rope was too brittle to support the box.

brittle はロープの性質で、too ... to support は「箱を支えられないほど、その性質が強い」という構造です。したがって、丈夫さではなく「折れたり切れたりしやすい悪い性質」の候補になります。

The container was sturdy enough to protect the glass.

sturdy は容器の性質で、enough to protect はガラスを守れる程度に達していることを示します。「丈夫な・しっかりした」方向です。

程度語が未知の性質の強さを示す目盛り 弱い側のslightlyからvery、extremelyへ強くなり、almostは状態の直前、tooは必要以上、enoughは必要量に達したことを示す。 slightly少し very強い extremely非常に強い too:必要以上後ろに困る結果 enough:必要な程度に達する

程度と方向を分けて考える

very から分かるのは強さであり、良い意味か悪い意味かではありません。very helpful は良い性質、very dangerous は悪い性質です。程度語だけで具体的な意味を決めず、説明される名詞や結果と組み合わせます。

推測するときは「brittle:ロープの悪い性質/too なので強すぎる/箱を支えられない」と証拠を分けて書きます。

よくある間違い

almost を「完全にその状態」と読むと、結果を逆にすることがあります。almost empty は完全な空ではなく、空に近い状態です。

また、too を単に「とても」と読むと、必要以上で問題が起きる意味を落とします。後ろの to ... や結果まで読みましょう。

自分で確かめよう

確認1:slightly はどんな強さを示しますか。その性質や状態が少しだけ、弱い程度であることを示します。
確認2:too brittle to support the box から何が分かりますか。brittle はロープが箱を支えられないほど強く表れた、強さや丈夫さに関する悪い性質です。
確認3:very があれば未知語は良い意味だと分かりますか。いいえ。very は強さだけを示します。良い・悪いの方向は名詞や後続の結果から判断します。

まとめと次の一歩

程度語は、未知語の具体的な意味ではなく強さや限界を示します。弱い・強い・直前・必要以上・必要量という目盛りを読み、名詞や結果と組み合わせます。

次は前置詞が作る「何と一緒か」「何がないか」「何のためか」「何から何へか」という関係を手がかりにします。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。