LESSON 01

題名・図表・注から予測する

表の見出し・単位・行列から比較の軸を読もう

表題・列見出し・行見出し・単位・最大最小を確認し、本文が比較する対象と数値語の意味を予測する

表の見出し・単位・行列から比較の軸を読もう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、写真とキャプションから場面を限定しました。今回は表を読みます。表は情報を整理して並べますが、数値だけを見ると何を比べているかを取り違えます。

目標は、表題、列見出し、行見出し、単位を先に確認し、本文が比べる対象・時期・項目を一文で説明できることです。

最初に最大値を探すのではなく、「この一マスは何を表すか」を言葉にしてから数値を見てください。

表題で全体のテーマを確認する

表題がAverage Daily Water Use per Studentなら、「生徒一人あたり、一日に使う平均水量」が全体のテーマです。

average、daily、per studentのどれかを飛ばすと、全校の合計や一か月の量と誤解します。

行と列の交点を一文にする

次の表を考えます。

School 2025 (L) 2026 (L)
Green JHS 42 34
River JHS 38 36

Green JHSの2026の34は、「2026年のGreen JHSで、生徒一人が一日に使った平均水量34リットル」です。

行・列・単位を含めて読めば、34という数字だけが独り歩きしません。

比較の軸を固定する

表題・行見出し・列見出し・単位から一つの数値を読む図 Average Daily Water Use per Studentという表題、Green JHSという行、2026という列、Lという単位が交わり、34リットルを生徒一人一日あたりの平均水量として読む。 一つの数値を「誰の・いつの・何の・何単位」で読む Average Daily Water Use per Student表題:何をまとめた表か 行:Green JHS誰・どこ 列:2026いつ・どの項目 34 L一人・一日あたりの平均 比較するときは、片方の軸を固定してもう一方だけを変える

例題:どの比較が正しいか

「Green JHSで2025年から2026年に水使用量がどう変わったか」を調べるなら、学校をGreen JHSに固定し、42と34を比べます。8 L減っています。

「2026年に二校を比べる」なら、年を2026に固定し、Green JHSの34とRiver JHSの36を比べます。

Green JHSの2025とRiver JHSの2026を比べると、学校と年の二つが同時に変わり、何による差か分かりません。

単位と平均を読み落とさない

kg、L、%、minutesなど単位が違えば、同じ数字でも意味が違います。per person、per day、average、totalも重要です。

averageは全員がその数値だったという意味ではありません。複数の値をまとめた代表値です。

未知語を表の構造から絞る

本文にWater use declined at Green JHS.とありdeclinedが未知語でも、42から34への変化から「減った」方向へ絞れます。

ただし、表が示すのは関係する数値の変化です。なぜ減ったかは本文の原因説明が必要です。

よくある間違い

表の最大値だけを見て答えると、設問が求める年・学校・単位を外します。先に行と列の条件を固定してください。

また、%と人数、平均と合計を同じものとして比べないようにします。表題と単位を声に出すと防ぎやすくなります。

自分で確かめよう

確認1:Green JHSの2026年の34 Lを、条件を含めて説明してください。2026年にGreen JHSで、生徒一人が一日に使った平均水量が34リットルです。
確認2:Green JHSの年ごとの変化を見るとき、何を固定しますか。学校をGreen JHSに固定し、2025年と2026年の列を比べます。
確認3:42から34への表からdeclinedをどう予測できますか。同じ学校・同じ単位で数値が小さくなっているため、「減少した」という方向を予測できます。

まとめと次の一歩

表は、表題・行・列・単位を組み合わせて一マスを読みます。比較では一つの軸を固定し、平均・合計・割合の違いも確認します。

次は、グラフの横軸・縦軸・凡例・目盛りを読み、増減や差を表す未知語を予測します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。