表の見出し・単位・行列から比較の軸を読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、写真とキャプションから場面を限定しました。今回は表を読みます。表は情報を整理して並べますが、数値だけを見ると何を比べているかを取り違えます。
目標は、表題、列見出し、行見出し、単位を先に確認し、本文が比べる対象・時期・項目を一文で説明できることです。
最初に最大値を探すのではなく、「この一マスは何を表すか」を言葉にしてから数値を見てください。
表題で全体のテーマを確認する
表題がAverage Daily Water Use per Studentなら、「生徒一人あたり、一日に使う平均水量」が全体のテーマです。
average、daily、per studentのどれかを飛ばすと、全校の合計や一か月の量と誤解します。
行と列の交点を一文にする
次の表を考えます。
| School | 2025 (L) | 2026 (L) |
|---|---|---|
| Green JHS | 42 | 34 |
| River JHS | 38 | 36 |
Green JHSの2026の34は、「2026年のGreen JHSで、生徒一人が一日に使った平均水量34リットル」です。
行・列・単位を含めて読めば、34という数字だけが独り歩きしません。
比較の軸を固定する
例題:どの比較が正しいか
「Green JHSで2025年から2026年に水使用量がどう変わったか」を調べるなら、学校をGreen JHSに固定し、42と34を比べます。8 L減っています。
「2026年に二校を比べる」なら、年を2026に固定し、Green JHSの34とRiver JHSの36を比べます。
Green JHSの2025とRiver JHSの2026を比べると、学校と年の二つが同時に変わり、何による差か分かりません。
単位と平均を読み落とさない
kg、L、%、minutesなど単位が違えば、同じ数字でも意味が違います。per person、per day、average、totalも重要です。
averageは全員がその数値だったという意味ではありません。複数の値をまとめた代表値です。
未知語を表の構造から絞る
本文にWater use declined at Green JHS.とありdeclinedが未知語でも、42から34への変化から「減った」方向へ絞れます。
ただし、表が示すのは関係する数値の変化です。なぜ減ったかは本文の原因説明が必要です。
よくある間違い
表の最大値だけを見て答えると、設問が求める年・学校・単位を外します。先に行と列の条件を固定してください。
また、%と人数、平均と合計を同じものとして比べないようにします。表題と単位を声に出すと防ぎやすくなります。
自分で確かめよう
確認1:Green JHSの2026年の34 Lを、条件を含めて説明してください。
2026年にGreen JHSで、生徒一人が一日に使った平均水量が34リットルです。確認2:Green JHSの年ごとの変化を見るとき、何を固定しますか。
学校をGreen JHSに固定し、2025年と2026年の列を比べます。確認3:42から34への表からdeclinedをどう予測できますか。
同じ学校・同じ単位で数値が小さくなっているため、「減少した」という方向を予測できます。まとめと次の一歩
表は、表題・行・列・単位を組み合わせて一マスを読みます。比較では一つの軸を固定し、平均・合計・割合の違いも確認します。
次は、グラフの横軸・縦軸・凡例・目盛りを読み、増減や差を表す未知語を予測します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。