冠詞・所有格・前置詞から名詞の席を見つけよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、未知語が座る大きな席を見つけました。今回は名詞に絞り、a・an・the、my・hisなどの所有格、in・with・forなどの前置詞を目印にします。
目標は、未知語の具体的な訳が分からなくても、文の中で人・物・出来事・考えなどを指す名詞だと判断し、主語・目的語・前置詞の目的語としての役割を説明できることです。
例でつかむ:冠詞の後ろに名詞のまとまりが来る
We heard a rustle behind the door.
rustleが未知語でも、aの後ろにあります。a rustleがheardの目的語で、「何か一つの音・出来事」のような名詞だと予測できます。behind the doorから、ドアの向こうで聞こえたものだとも分かります。
The narrow passage led to the garden.
Theからgardenまでを一つずつ見ると、passageはTheと動詞ledの間で主語の中心です。narrowはpassageを説明しています。
所有格の後ろに「誰の何」が来る
Her hesitation worried the team.
hesitationを知らなくても、Herの後ろで「彼女の何か」を表す名詞です。worriedの主語で、チームを心配させた行動・状態らしいと絞れます。
my、your、his、her、our、their、名詞+'sの後ろには、所有される物だけでなく、行動・考え・状態を表す名詞も置かれます。
前置詞の後ろに名詞のまとまりが来る
The plants grew without nourishment.
nourishmentはwithoutの後ろにあるため名詞候補です。plants grewという内容とwithoutから、植物の成長に必要だが欠けている何か、つまり栄養に関係すると予測できます。
前置詞の直後に形容詞が入る場合もありますが、その先に名詞の中心があります。with great patienceではwithの後ろのまとまり全体が名詞句で、中心はpatienceです。
名詞の席を地図にする
主語と目的語の席でも確かめる
The murmur stopped.:The murmurが主語。何かの音・動きらしい。We noticed the murmur.:the murmurが目的語。noticedされた何か。They spoke about the murmur.:aboutの後ろにある名詞のまとまり。
同じ名詞でも、文中で担当する役割は変わります。名詞かどうかと、主語か目的語かは分けて考えます。
よくある間違い
名詞を「人か物の名前」だけだと思うと、hesitation、kindness、growthのような行動・性質・変化を見落とします。「何か・何を・何について」に答えるまとまりとして考えます。
また、前置詞の直後の一語だけを名詞と決めないようにします。with a very useful toolのように、冠詞や形容詞を含むまとまり全体を見て、中心となる名詞を探します。
自分で確かめよう
確認1:We heard a rustle. でrustleが名詞らしい理由は何ですか。
aの後ろにあり、heardの目的語として「聞いた何か」を表す席にあるからです。確認2:Her hesitation worried us. からhesitationについて何が分かりますか。
Herの後ろの名詞で、worriedの主語です。彼女の行動や状態に関係する何かだと絞れます。確認3:with great patienceで、名詞の中心はどれですか。
patienceです。greatはpatienceを説明し、with great patience全体が前置詞から始まるまとまりです。まとめと次の一歩
冠詞、所有格、前置詞は名詞の席を見つける強い目印です。名詞は人や物だけでなく、音・出来事・行動・考え・状態も表します。
次は、主語、助動詞、to、語形変化を使い、動詞の席を見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。