語を接頭辞・語根・接尾辞に分けよう
このレッスンの役割と目標
前のセクションでは、指示語の矢印を戻して文脈をつなぎました。今回からは、未知語の内部を、先頭・中心・末尾の意味ある部品に分けます。
目標は、接頭辞・語根・接尾辞の役割を区別し、部品から「意味の方向」と「品詞の手がかり」を得られることです。部品だけで正確な訳語までは決めません。
例でつかむ:三つの部品には違う仕事がある
careless を見てみます。
care:中心となる意味を持つ語根。「注意、気づかい」-less:末尾に付き、「〜がない」という性質を作る接尾辞careless:「注意がない側」→ 文脈では「不注意な」
次に unhelpful を分けます。
un-:先頭に付き、否定・反対の方向を加える接頭辞help:中心の意味を持つ語根-ful:「〜を持つ性質」の形容詞を作る接尾辞
helpful が「役に立つ」なら、unhelpful はその否定側です。
部品の役割を表で整理する
| 部品 | 場所 | 主な仕事 | 例 |
|---|---|---|---|
| 接頭辞 prefix | 語の先頭 | 否定、反復、位置、程度などを加える | un-, re-, pre- |
| 語根 root | 語の中心 | 中心となる意味を持つ | help, care, use |
| 接尾辞 suffix | 語の末尾 | 品詞や性質を変える手がかり | -ful, -less, -ness |
部品に分けたら、語根を中心に、先頭と末尾の意味を重ねます。
語をブロックとして見る
どこでも自由に分けてよいわけではない
uncle を un- + cle と分けてはいけません。cle という中心語がなく、un-で否定した意味にもなりません。
分け方が有力かは、次の三点で確認します。
- 残った語根に意味があるか。
- 接頭辞・接尾辞の働きを加えて全体の方向が説明できるか。
- 文中の品詞と意味に合うか。
よくある間違い
知っている文字列を見つけるたびに切ると、uncleのような誤分解が起きます。残った部分が語根として働くか確認します。
また、一つの部品を知っただけで完全な訳語を決めるのも誤りです。部品は意味の方向や品詞を絞り、正確な意味は文脈で確かめます。
自分で確かめよう
確認1:carelessの語根と接尾辞は何ですか。
語根はcare、接尾辞は-lessです。「注意がない」という方向を作ります。確認2:unhelpfulの三つの部品は何ですか。
接頭辞un-、語根help、接尾辞-fulです。確認3:uncleをun-とcleへ分けない理由は何ですか。
cleが意味ある語根として働かず、un-の否定を加えた全体意味も説明できないからです。まとめと次の一歩
未知語は、接頭辞・語根・接尾辞へ仮に分けます。語根が中心意味、接頭辞が方向、接尾辞が品詞や性質の手がかりです。
次は、un-、in-、im-、dis-から否定・反対・欠如の方向を読みます。
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