LESSON 01

文の話題と語の役割をつかもう

文の骨格と詳しい説明を分けよう

主語・動詞・目的語や補語を先に取り、未知語が骨格か修飾部分かを判断する

文の骨格と詳しい説明を分けよう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、未知語へ広い意味ラベルを置きました。今回は、文を「誰が・何が、どうする/どんな状態か」という骨格と、場所・時・方法などを詳しくする部分に分けます。

目標は、未知語を含む長い文でも主語と動詞を先に取り、未知語が骨格を支えるのか、骨格を詳しくする細部なのかを説明できることです。

例でつかむ:まず短い骨格を取り出そう

次の文を見ます。

The old bridge near the village collapsed suddenly after the heavy rain.

修飾をいったん外すと、骨格は次の通りです。

The bridge collapsed.

The old bridge の中心は bridge、動詞は collapsed です。near the village は橋の場所、suddenly は起こり方、after the heavy rain は時を詳しくします。

部分 役割 保留したときの影響
The bridge 主語 誰・何の話か分からなくなる
collapsed 動詞 何が起きたか分からなくなる
near the village 場所の説明 骨格は残る
suddenly 起こり方の説明 骨格は残る
after the heavy rain 時の説明 骨格は残るが原因関係に関わることもある

未知語が骨格なら広いラベルを置く

collapsed が未知語でも、主語の後にあり文を完成させる動詞なので飛ばしきれません。「橋に何かが起きた」と仮置きします。雨の後という情報や後続文から「壊れた・落ちた」に近づけます。

一方、suddenly が未知語なら、まず The bridge collapsed を取れます。設問が起こり方を問わなければ、細部として保留しても大意を失いません。

英文の骨格と詳しい説明の区分 The bridge collapsedを中央の骨格とし、old、near the village、suddenly、after the heavy rainを詳しい説明として周囲に配置する。 The bridge collapsed.主語 + 動詞 old:どんな橋 near...:どこの橋 suddenly:どう after...:いつ

区切りは意味のまとまりで見る

前置詞で始まる near the villageafter the heavy rain、コンマではさまれた補足は、まとまりとして外して骨格を確認できます。ただし、外した部分が不要という意味ではありません。まず中心を取り、その後で細部を戻します。

長い文を左から一語ずつ訳すより、「骨格を取る→説明のまとまりを戻す」の順にすると、未知語一つで全文を見失いにくくなります。

よくある間違い

文の先頭に近い語を全て主語だと思うと、near the village まで主語に入れてしまいます。主語の中心となる名詞と、それを説明するまとまりを分けましょう。

反対に、詳しい説明を全て不要だと考えるのも誤りです。設問が場所・時・理由を問うときは細部が中心になります。最初に骨格を取り、読む目的に応じて細部を戻します。

自分で確かめよう

確認1:例文の最小の骨格は何ですか。The bridge collapsed. です。bridge が主語の中心、collapsed が動詞です。
確認2:collapsed が未知語なら、なぜ完全には飛ばせませんか。文の動詞であり、橋に何が起きたかという中心メッセージを作るからです。
確認3:詳しい説明は、いつも無視してよいですか。いいえ。まず骨格を取るために一時的に分けますが、場所・時・理由などを問う設問では戻して読みます。

まとめと次の一歩

長い英文では、主語と動詞を中心とする骨格を先に取り、場所・時・方法などの説明を後から戻します。未知語が骨格にあるか細部にあるかで、意味をどこまで絞るべきかが変わります。

次は話題との近さ、反復、骨格、設問との関係を組み合わせ、未知語が文章の中心か細部かを判断します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。