LESSON 01

接頭辞・接尾辞を手がかりにする

-tion・-ment・-ness で名詞の役割を見抜こう

-tion、-ment、-nessから動作・結果・状態を表す名詞であることを見抜き、語根と結ぶ

-tion・-ment・-ness で名詞の役割を見抜こう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、人や役割を表す接尾辞を読みました。今回は、-tion、-ment、-nessを手がかりに、動作・結果・状態が名詞として文中に置かれていることを見抜きます。

目標は、未知語の細かな訳が分からなくても「何かの動作・結果・状態を指す名詞」と予測し、主語や目的語として文の骨格を読めることです。

例でつかむ:-tionは動作・過程・結果を名詞にする

The construction of the bridge took three years.

construction はconstructに関係する名詞です。「建設すること、建設」という動作や過程を指します。文ではThe constructionが主語になっています。

Good communication prevents many problems.

communication はcommunicateすることに関係する名詞です。正確な訳を先に決めなくても、Goodが説明し、preventsの主語になっていることから名詞だと分かります。

-mentは行為・結果・状態を名詞にする

Her improvement surprised the coach.

improvement はimproveしたことや、その結果の向上を指します。Herが前にあり、surprisedの主語なので名詞です。

developmentagreementmovementなども、語根の行為や結果を名詞としてまとめます。

-nessは性質・状態を名詞にする

His kindness made everyone smile.

kindness はkindという性質を「親切さ」という状態・性質の名詞にしたものです。

Darkness filled the room.

darkness はdarkな状態を指します。目で見える物でなくても、文中では名詞として主語や目的語になれます。

品詞が変わる流れを見よう

-tion、-ment、-nessが語根を名詞にする流れ construct、improve、kindという語根が接尾辞によりconstruction、improvement、kindnessという動作・結果・状態の名詞になることを示す。 語根の意味を「もの・こと」として文に置く construct + -tion improve + -ment kind + -ness construction動作・過程 improvement変化・結果 kindness性質・状態 主語・目的語・前置詞の後ろという位置でも確認する

綴りが少し変わることがある

語根と接尾辞の境目では、綴りがそのまま残らない場合があります。decide → decisionhappy → happinessのような変化です。

見た目が完全に同じでないから無関係と決めず、意味と文中の役割の両方を見ます。ただし、似ているだけで無理に分解もしません。

文中の位置で名詞だと確かめる

  • The development continued. のように主語になる。
  • We saw an improvement. のように目的語になる。
  • with kindness のように前置詞の後ろに置かれる。

接尾辞は品詞の予測、語根は意味の中心、文中の位置は最終確認です。

よくある間違い

-tionを見ただけで細かな意味を一つに決めてはいけません。actionは行為、collectionは集めた物のまとまりなど、文脈で具体化されます。

また、接尾辞だけに注目して文の骨格を読まないと、その名詞が「誰の何」なのか分かりません。所有格、冠詞、動詞との関係も確認します。

自分で確かめよう

確認1:kindnessはどの語からでき、何を表す名詞ですか。kindという性質からでき、「親切であること、親切さ」という状態・性質の名詞です。
確認2:Her improvement surprised us. でimprovementが名詞だと分かる理由は何ですか。Herに説明され、動詞surprisedの主語の位置にあるからです。
確認3:decisionとdecideの綴りが完全に同じでなくても関係を考える理由は何ですか。接尾辞が付く境目で綴りが変わることがあり、意味も「決めること・決定」とつながるからです。

まとめと次の一歩

-tion、-ment、-nessは、動作・結果・状態を名詞としてまとめる手がかりです。語根で意味の中心を、文中の位置で名詞の役割を確かめます。

次は、これまでの接辞知識を使いながら、部品だけで意味を決める誤りを文脈で修正します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。