-tion・-ment・-ness で名詞の役割を見抜こう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、人や役割を表す接尾辞を読みました。今回は、-tion、-ment、-nessを手がかりに、動作・結果・状態が名詞として文中に置かれていることを見抜きます。
目標は、未知語の細かな訳が分からなくても「何かの動作・結果・状態を指す名詞」と予測し、主語や目的語として文の骨格を読めることです。
例でつかむ:-tionは動作・過程・結果を名詞にする
The construction of the bridge took three years.
construction はconstructに関係する名詞です。「建設すること、建設」という動作や過程を指します。文ではThe constructionが主語になっています。
Good communication prevents many problems.
communication はcommunicateすることに関係する名詞です。正確な訳を先に決めなくても、Goodが説明し、preventsの主語になっていることから名詞だと分かります。
-mentは行為・結果・状態を名詞にする
Her improvement surprised the coach.
improvement はimproveしたことや、その結果の向上を指します。Herが前にあり、surprisedの主語なので名詞です。
development、agreement、movementなども、語根の行為や結果を名詞としてまとめます。
-nessは性質・状態を名詞にする
His kindness made everyone smile.
kindness はkindという性質を「親切さ」という状態・性質の名詞にしたものです。
Darkness filled the room.
darkness はdarkな状態を指します。目で見える物でなくても、文中では名詞として主語や目的語になれます。
品詞が変わる流れを見よう
綴りが少し変わることがある
語根と接尾辞の境目では、綴りがそのまま残らない場合があります。decide → decision、happy → happinessのような変化です。
見た目が完全に同じでないから無関係と決めず、意味と文中の役割の両方を見ます。ただし、似ているだけで無理に分解もしません。
文中の位置で名詞だと確かめる
- The development continued. のように主語になる。
- We saw an improvement. のように目的語になる。
- with kindness のように前置詞の後ろに置かれる。
接尾辞は品詞の予測、語根は意味の中心、文中の位置は最終確認です。
よくある間違い
-tionを見ただけで細かな意味を一つに決めてはいけません。actionは行為、collectionは集めた物のまとまりなど、文脈で具体化されます。
また、接尾辞だけに注目して文の骨格を読まないと、その名詞が「誰の何」なのか分かりません。所有格、冠詞、動詞との関係も確認します。
自分で確かめよう
確認1:kindnessはどの語からでき、何を表す名詞ですか。
kindという性質からでき、「親切であること、親切さ」という状態・性質の名詞です。確認2:Her improvement surprised us. でimprovementが名詞だと分かる理由は何ですか。
Herに説明され、動詞surprisedの主語の位置にあるからです。確認3:decisionとdecideの綴りが完全に同じでなくても関係を考える理由は何ですか。
接尾辞が付く境目で綴りが変わることがあり、意味も「決めること・決定」とつながるからです。まとめと次の一歩
-tion、-ment、-nessは、動作・結果・状態を名詞としてまとめる手がかりです。語根で意味の中心を、文中の位置で名詞の役割を確かめます。
次は、これまでの接辞知識を使いながら、部品だけで意味を決める誤りを文脈で修正します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。