LESSON 01

入試長文で未知語を攻略する

入試で使う未知語攻略の全手順を一枚にしよう

予測・優先度・手がかり選択・仮説・検証・確信度・設問確認の全手順を入試の時間順に再構成する

入試で使う未知語攻略の全手順を一枚にしよう

このレッスンの役割と目標

これまで、説明・具体例・対比・因果・指示語・語の部品・品詞など、未知語を考えるための手がかりを一つずつ学びました。この最終セクションでは、それらを「入試で実際に使う順番」へ組み直します。

このレッスンの目標は、未知語を見た瞬間に全部の方法を試すのではなく、読む目的に合わせて、予測、重要度の判断、手がかり選択、仮説、検証、設問確認の順に進められることです。

入試で評価されるのは、知らない単語が一つもないことではありません。未知語があっても、文章の主張をつかみ、本文を根拠に設問へ答えられることです。

全体を見る前に決めること

長文を読み始める前に、題名・見出し・図表・設問を短く見ます。ここで正解を探す必要はありません。

  • 何についての文章か
  • 説明、意見、物語のどれに近いか
  • 数値、理由、人物の気持ちなど、何を探す可能性があるか

この予測があると、未知語を「話題に関係する語」「中心関係を決める語」「細部の語」に分けやすくなります。

未知語に出会った後の七段階

入試長文で未知語を攻略する七段階 話題を予測し、未知語の重要度を判断し、必要な手がかりを選び、仮の意味を作り、文と段落で検証し、確信度を付け、設問で必要なら戻る流れ。 全部を調べず、必要な判断を順番に行う 1 予測話題・目的 2 分類今・保留・飛ばす 3 選択強い手がかり 4 仮説広い意味方向 5 検証文・段落に戻す 6 確信度高・中・低 7 設問必要なら戻る 中心に関わる30秒を目安に推測・検証例:主語・動詞・対比の軸 大分類で読める印を付けて保留例:良い性質・道具の一種 大意を変えない一旦飛ばして進む例:列挙の細かな一例 設問を読んだ後、分類は変えてよい 成功の基準すべて訳すことではなく、主張と設問根拠を失わないこと

具体例:一語に全部の方法を使わない

Some cities are replacing concrete spaces with pocket parks. These compact green areas can cool nearby streets and give residents a place to rest.

compactが未知語だとします。

  1. 題名や前文から、都市の小さな公園の話だと予測します。
  2. compactはgreen areasを説明する形容詞です。公園の効果は後ろにあるため、正確な訳がなくても読み続けられます。
  3. pocket parksという表現と、都市のconcrete spacesに作るという話題を手がかりにします。
  4. 「小さい・場所を取らない方向」と仮説を立てます。
  5. cool nearby streets、a place to restと入れても文章は自然です。
  6. 確信度は中です。「小さな」と読んで先へ進みます。

ここで接頭辞、対比、因果を無理に探す必要はありません。使える手がかりを必要な分だけ選ぶのが、実戦の技能です。

設問によって分類は変わる

もし設問が「What does compact most likely mean?」なら、compactは今考える語へ変わります。選択肢の品詞と意味範囲を比べ、small but useful in a limited spaceに近いものを選びます。

一方、「What are two benefits of pocket parks?」なら、cool nearby streetsとa place to restが答えです。compactを完全に確定するために時間を使う必要はありません。

よくある間違い

一つ目は、学んだ手がかりを毎回すべて使うことです。方法が増えるほど時間がかかり、弱い証拠まで混ぜてしまいます。まず、直前直後の明示的な説明、文の骨格、論理関係の順で強い証拠を選びます。

二つ目は、推測した意味を正解として固定することです。仮説は、後の文や設問で更新するためのものです。「小さい方向・確信度中」のように幅を残すと修正できます。

自分で確かめよう

確認1:未知語に出会った後、最初にその語へ行う判断は何ですか。文章の主張や設問に関わるかを見て、今推測する、保留する、一旦飛ばすのどれかへ分類します。
確認2:compactへ対比や因果など全部の方法を使わないのはなぜですか。品詞、pocket parks、都市の限られた場所という手がかりだけで、本文を読むのに必要な「小さい方向」まで取れるからです。
確認3:未知語攻略が成功したかを何で判断しますか。単語を全部訳せたかではなく、文章の主張と設問の根拠を保ち、必要な語へ時間を使えたかで判断します。

まとめと次の一歩

入試では、話題を予測し、未知語の重要度を分類し、強い手がかりだけを選びます。広い仮説を文と段落で検証し、確信度を付け、設問で必要なら戻ります。

次は、一語に出会うたび止まるのではなく、一段落を読み切った後で重要度と仮説を更新します。

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