LESSON 01

言い換えを見つけよう

まとめ文が前の内容をどう言い換えるか読もう

段落末のまとめ文や結果文が、前の複数文を短い表現へ圧縮する関係を読む

まとめ文が前の内容をどう言い換えるか読もう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、指示語とまとめ名詞が前の内容を受ける関係をたどりました。今回は段落末のまとめ文や結論文が、前の複数文を短い表現へ圧縮する仕組みを読みます。

目標は、まとめ文を無関係な新情報と思わず、どの前文をどの語で言い換えているか対応させ、未知語の意味を絞れることです。

例でつかむ:まとめ文は細部を一段上へまとめる

The town planted trees beside roads, added shaded benches, and built covered walkways. These improvements made outdoor spaces more comfortable during hot weather.

improvements が未知語でも、These が前の三つの取り組みを受けます。三つは町の屋外空間を良くする変更です。したがって「改善・良くするための変更」と読めます。

Maya checked every source, compared different reports, and corrected unsupported claims. Her thorough approach increased the article's reliability.

thorough は、資料を全て確認し、比較し、根拠のない主張を直す行動を短くまとめます。「細部まで注意深く行う」と絞れます。

前文とまとめ語を対応表にする

前の具体的な内容 まとめ文の表現
tree planting / shaded benches / covered walkways improvements
checking / comparing / correcting thorough approach
outdoor comfort increased made ... more comfortable

まとめ語の意味は、前の複数文に共通する役割から作ります。

三つの具体的行動を段落末のまとめ語へ圧縮する図 trees、benches、walkwaysという三つの取り組みをThese improvementsがまとめ、屋外空間を良くする変更という意味を示す。 plant trees道沿いの木 shaded benches日陰のベンチ covered walkways覆いのある歩道 These improvements屋外空間を良くする変更

まとめ文にない因果を足さない

まとめ文は前を圧縮しますが、全ての細部を含むとは限りません。improvements には木・ベンチ・歩道という具体名は入りません。共通して「良くする変更」であることが中心です。

前文から自分で別の理由を作らず、まとめ文が実際に対応させた内容を使います。

よくある間違い

段落末だから新しい主張だと思うと、前文との言い換え関係を失います。TheseThisSuch、まとめ名詞を見つけたら前へ戻ります。

反対に、前の細部を全てまとめ語の辞書的意味へ入れるのも誤りです。複数の細部に共通する中心を取ります。

自分で確かめよう

確認1:These improvements は何をまとめていますか。道路沿いの植樹、日陰のベンチ、覆いのある歩道という三つの取り組みです。
確認2:thorough の意味を支える前の行動は何ですか。全資料を確認し、複数の報告を比較し、根拠のない主張を修正したことです。
確認3:まとめ語へ前の細部を全て入れますか。いいえ。複数の細部に共通し、まとめ文で保たれている中心内容を取ります。

まとめと次の一歩

段落末のまとめ文は、前の複数の行動・変化を短い語へ圧縮します。指示語とまとめ名詞から前へ戻り、共通する中心を語義候補にします。

次は、同じ内容を言い直す表現と、広い内容の一部だけを示す具体例を区別します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。