まとめ文が前の内容をどう言い換えるか読もう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、指示語とまとめ名詞が前の内容を受ける関係をたどりました。今回は段落末のまとめ文や結論文が、前の複数文を短い表現へ圧縮する仕組みを読みます。
目標は、まとめ文を無関係な新情報と思わず、どの前文をどの語で言い換えているか対応させ、未知語の意味を絞れることです。
例でつかむ:まとめ文は細部を一段上へまとめる
The town planted trees beside roads, added shaded benches, and built covered walkways. These improvements made outdoor spaces more comfortable during hot weather.
improvements が未知語でも、These が前の三つの取り組みを受けます。三つは町の屋外空間を良くする変更です。したがって「改善・良くするための変更」と読めます。
Maya checked every source, compared different reports, and corrected unsupported claims. Her thorough approach increased the article's reliability.
thorough は、資料を全て確認し、比較し、根拠のない主張を直す行動を短くまとめます。「細部まで注意深く行う」と絞れます。
前文とまとめ語を対応表にする
| 前の具体的な内容 | まとめ文の表現 |
|---|---|
| tree planting / shaded benches / covered walkways | improvements |
| checking / comparing / correcting | thorough approach |
| outdoor comfort increased | made ... more comfortable |
まとめ語の意味は、前の複数文に共通する役割から作ります。
まとめ文にない因果を足さない
まとめ文は前を圧縮しますが、全ての細部を含むとは限りません。improvements には木・ベンチ・歩道という具体名は入りません。共通して「良くする変更」であることが中心です。
前文から自分で別の理由を作らず、まとめ文が実際に対応させた内容を使います。
よくある間違い
段落末だから新しい主張だと思うと、前文との言い換え関係を失います。These、This、Such、まとめ名詞を見つけたら前へ戻ります。
反対に、前の細部を全てまとめ語の辞書的意味へ入れるのも誤りです。複数の細部に共通する中心を取ります。
自分で確かめよう
確認1:These improvements は何をまとめていますか。
道路沿いの植樹、日陰のベンチ、覆いのある歩道という三つの取り組みです。確認2:thorough の意味を支える前の行動は何ですか。
全資料を確認し、複数の報告を比較し、根拠のない主張を修正したことです。確認3:まとめ語へ前の細部を全て入れますか。
いいえ。複数の細部に共通し、まとめ文で保たれている中心内容を取ります。まとめと次の一歩
段落末のまとめ文は、前の複数の行動・変化を短い語へ圧縮します。指示語とまとめ名詞から前へ戻り、共通する中心を語義候補にします。
次は、同じ内容を言い直す表現と、広い内容の一部だけを示す具体例を区別します。
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