-ful・-less で「ある・ない」を形容詞にしよう
このレッスンの役割と目標
ここまでは語の先頭に付く接頭辞を読みました。今回からは語の末尾に付く接尾辞へ視点を移します。-fulと-lessは、名詞などが表す性質を「持つ・欠く」という方向の形容詞を作ります。
目標は、-fulや-lessを見つけたら、前にある語根の意味と結びつけ、その語が人や物の性質を説明する形容詞として働くと予測できることです。
例でつかむ:-fulは「性質を持つ・多く含む」
Yuki was careful when she crossed the busy street.
careful は care + -ful です。careという注意を持って行動する性質なので、「注意深い」と考えられます。wasの後でYukiの状態を説明していることも、形容詞だと分かる手がかりです。
The guide gave us useful advice.
useful はuseする価値や役立つ性質があるという方向です。adviceを説明する形容詞になっています。
-lessは「性質がない・不足している」
Without a map, the traveler felt helpless.
helpless は help + -less です。助けや手段がなく、どうすればよいか分からない状態を表します。
This bottle is useless because it has a hole.
穴があり、useできる性質を欠くため「役に立たない」です。because以下が仮説を確かめています。
同じ語根で方向を比べる
fullと-ful、比較級のlessを区別する
接尾辞の-fulは、独立した単語fullと綴りが同じではありません。fullは「いっぱいの」という単語ですが、-fulは語根に付いて形容詞を作ります。helpfulを「helpで満杯」と直訳するのではなく、「助けになる性質がある」と考えます。
また、less expensive のlessは「より少なく」という独立した語です。carelessの-lessは単語の一部で、「careがない」という方向を作ります。間に空白があるかも見分ける手がかりです。
文中の位置で形容詞だと確かめる
- a useful tool のように名詞の前で説明する。
- The tool is useful. のようにbe動詞の後で主語を説明する。
- became careless のように状態の変化を表す語の後で説明する。
接尾辞から形容詞らしいと予測し、文中の位置で確認する二段階が大切です。
よくある間違い
-fulを「完全にいっぱい」と強く訳しすぎると、helpfulやbeautifulの自然な意味を外します。まず「その性質を持つ」という広い仮説にします。
-lessを見て必ず比較級だと思うのも誤りです。一語になって語根の末尾に付いていれば、「性質を欠く」接尾辞の可能性を考えます。
自分で確かめよう
確認1:hopefulはどんな方向の意味ですか。
hopeという性質や見込みを持つ方向で、「希望を持った、見込みのある」です。確認2:carelessとless carefulの違いを説明できますか。
carelessはcare + -lessという一語で「注意を欠く」、less carefulは独立したlessがcarefulの程度を下げ「より注意深くない」とします。確認3:The advice was useful. でusefulが形容詞だと分かる理由は何ですか。
be動詞wasの後で主語The adviceの性質を説明しているからです。まとめと次の一歩
-fulは語根の性質を持つ方向、-lessはその性質を欠く方向の形容詞を作ります。語根と文中の位置を合わせて判断します。
次は、-er、-or、-istを使い、行為をする人や専門分野に関わる人を見つけます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。