LESSON 01

文の話題と語の役割をつかもう

主語と繰り返し語から話題をつかもう

各文の主語、同じ内容を指す反復語、題名を手がかりに話題を絞る

主語と繰り返し語から話題をつかもう

このレッスンの役割と目標

前のレッスンでは、文章の話題を一文でまとめました。ここでは、感覚ではなく英文の形を根拠にして話題を見つけます。注目するのは、各文の主語と、形を変えながら繰り返される語です。

目標は、複数の文の主語を並べ、代名詞や言い換えも同じグループにまとめて、文章の中心となる対象を説明できることです。

例でつかむ:各文の「誰が・何が」を並べよう

次の英文を読みます。

A local library started a book-delivery service. The service helps elderly people who cannot easily visit the library. Volunteers carry books to their homes every Friday. They also collect the books that readers have finished.

各文の主語を並べると、次のようになります。

主語 何を指すか
1 A local library 地域の図書館
2 The service 図書館が始めた配達サービス
3 Volunteers サービスを行う人々
4 They Volunteers

主語は全て同じ単語ではありません。しかし、「図書館の本の配達サービス」という一つの話題につながっています。

同じ形だけを数えない

英語では、同じものを何度も同じ名詞で書かず、ittheythis service、より広い言い換えなどを使います。そのため、単純に一番多い英単語を数えるだけでは話題を見失います。

上の例の The service は第一文全体を受け、TheyVolunteers を受けます。矢印でつなぎながら、「誰がサービスを始め、誰が実行し、誰が利用するか」を一まとまりとして見ます。

形の異なる主語を同じ話題へまとめる図 図書館、サービス、ボランティア、代名詞theyを、図書館の本の配達サービスという中心話題へ結びつける。 local library the service volunteers they 地域図書館の本の配達サービス同じ話題に関わる語のグループ

主語だけで決めず、述べられた内容も見る

主語を並べることは強い手がかりですが、最も多い主語が必ず話題とは限りません。例文の VolunteersThey は二文続きますが、文章はボランティア個人の紹介ではなく、図書館のサービスの仕組みを説明しています。

主語に加えて、それぞれの文が何を説明しているか、題名や最後の文とどうつながるかを見ます。主語の一覧は答えそのものではなく、話題を組み立てる材料です。

よくある間違い

同じつづりの語だけを「繰り返し」と考えると、代名詞や言い換えを別の話題だと誤解します。また、一番多く現れた語を自動的に話題と決めると、例や実行者を中心だと取り違えることがあります。

まず主語を囲み、代名詞が何を指すか矢印で結びます。その後、「これらの主語は、何について説明するために登場したか」を考えます。

自分で確かめよう

確認1:例文の They は何を指しますか。直前の Volunteers、つまり本を運ぶボランティアを指します。
確認2:最も多く現れる主語を、そのまま話題にしてよいですか。必ずしもそうではありません。各主語が何を説明するために登場したか、題名や全体の流れも確認します。
確認3:同じ話題を探すとき、同じつづり以外に何を見ますか。代名詞、言い換え、関連する実行者や利用者など、同じ内容のまとまりに属する語を見ます。

まとめと次の一歩

各文の主語を並べ、代名詞や言い換えを矢印でつなぐと、文章で繰り返される中心が見えます。ただし、語の回数だけでなく、それらが何を説明しているかも合わせて判断します。

次は未知語が文のどこに置かれているかを見て、名詞・動詞・形容詞・副詞のどれに近いかを判断します。

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