次の文まで読んで後から手がかりを集めよう
このレッスンの役割と目標
前のレッスンでは、未知語に「人・物」「動作」「様子」などの粗い仮ラベルを置きました。今回は、そのラベルを完成品にせず、次の1〜2文まで読んで新しい証拠を集めます。
目標は、未知語の直後で止まらず、後の言い換え、具体例、人の反応、原因・結果から手がかりを拾い、仮ラベルをより確かな意味へ更新することです。
例でつかむ:手がかりは未知語の後ろにあることも多い
The path was treacherous. It was narrow, covered with wet rocks, and easy to slip on. The guide told everyone to walk slowly.
treacherous を知らないとします。最初の文だけでは、道の「何かの様子」としか分かりません。しかし、次の二文が証拠を増やします。
| 後の証拠 | 読み取れること |
|---|---|
narrow |
道幅が狭い |
covered with wet rocks |
濡れた岩がある |
easy to slip on |
滑りやすい |
walk slowly |
慎重に歩く必要がある |
これらから、treacherous はこの文脈で「危険で歩きにくい」方向と推測できます。単語の中に含まれる文字から当てたのではなく、後の説明と行動が根拠です。
後ろから拾う四種類の手がかり
| 手がかり | 見つけ方 | 例 |
|---|---|---|
| 言い換え・説明 | 「つまり」と言える説明が続く | This means ... |
| 具体例 | 一般的な語の後に実例が並ぶ | For example, ... |
| 反応・行動 | 人が喜ぶ、逃げる、注意する | She smiled. / They ran away. |
| 結果 | その後に何が起きたか | As a result, ... |
言い換えのマーカーが必ずあるとは限りません。二文目が一文目の様子を細かく説明していないかも見ます。
読み進める範囲は1〜2文から
未知語を見たら文章の最後まで無条件に読み飛ばすのではありません。まず直後の1〜2文まで読み、その語の説明や結果があるかを見ます。
手がかりがあれば仮ラベルを更新します。手がかりがなく、その語が設問に必要なら、前の文、段落の話題、語の形など別の手がかりを検討します。
よくある間違い
手がかりは未知語の前にあるはずと思い、直後で止まることがあります。説明文や物語では、後から例、反応、結果が示されることがあります。
また、後の文を読んだだけで満足し、未知語へ戻って候補を確かめないことがあります。手がかりを拾ったら、元の文に候補を入れ、前後が自然かを確かめます。
自分で確かめよう
確認1:未知語の手がかりは、必ずその語の前にありますか
いいえ。直後の言い換え、例、人の反応、結果などが手がかりになることがあります。確認2:後の文を読んだ後にすることは何ですか
新しい証拠を元の未知語の仮ラベルと比べ、より確かな候補へ更新します。確認3:`The room was dim. Only one small lamp was on, and we could hardly see the floor.` で `dim` はどんな方向ですか
小さなランプ一つだけが点き、床がほとんど見えないので、「薄暗い」方向です。まとめと次の一歩
未知語の直後で止まらず、次の1〜2文から言い換え、例、反応、結果を拾うと、仮ラベルを証拠で更新できます。次は、設問が大意を求めるのか、語義自体を求めるのかによって、意味をどこまで細かく絞るかを決めます。
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