LESSON 01

指示語と代名詞をたどろう

指示語と代名詞を矢印で戻そう

it、they、this、theseなどに印をつけ、前の候補へ矢印を戻す

指示語と代名詞を矢印で戻そう

このレッスンの役割と目標

前のセクションでは、This erosion が前の出来事を受けることを利用して因果の鎖を読みました。今回からは、it、they、this、theseなどが何を指すかを、文章の前へ戻って確かめます。

目標は、指示語・代名詞に印をつけ、指す内容へ矢印を戻し、元の内容を入れて文が通るか確認できることです。

例でつかむ:短い語が前の内容を持ち運ぶ

Maya found an injured bird. She carried it to an animal clinic.

She はMaya、it はan injured birdを指します。代名詞は、同じ名詞を何度も繰り返さず、前の内容を次の文へ持ち運びます。

Maya carried the injured bird to an animal clinic.

元の語を戻しても意味が通るため、矢印の先が正しいと確認できます。

一語ではなく出来事全体を指すこともある

The town closed the bridge for repairs. This caused long traffic delays.

This は直前の the bridge だけではありません。「町が修理のため橋を閉鎖したこと」という出来事全体を指します。

The town's closing the bridge caused long traffic delays.

このように戻すと、原因と結果が自然につながります。

矢印を前へ戻す

代名詞と指示語から前の内容へ矢印を戻す図 SheからMayaへ、itからinjured birdへ、Thisからbridge closureという出来事全体へ矢印を戻す。 Mayaan injured birdShe / it the town closed the bridge橋を閉鎖した出来事全体This 指示語から前へ戻り、元の内容を文へ入れて確認する

基本の三手順

  1. it、they、thisなどを丸で囲む。
  2. 前にある候補へ矢印を戻す。
  3. 候補を代名詞の位置へ入れ、文法と意味が通るか確かめる。

最初から日本語の「それ」「彼ら」に訳すだけでは、何を指すかは決まりません。矢印の先を言葉で答えることが大切です。

よくある間違い

it = それ と訳して先へ進むと、文のつながりが見えません。「それとは何か」を必ず答えます。

また、指す内容がいつも一語だと思うと、Thisが前の出来事全体を受ける文を読み違えます。名詞候補だけで意味が通らなければ、節や文全体も候補にします。

自分で確かめよう

確認1:Maya found a bird. She helped it. のSheとitは何を指しますか。SheはMaya、itはa birdを指します。
確認2:The town closed the bridge. This caused delays. のThisは何を指しますか。橋という名詞だけでなく、町が橋を閉鎖した出来事全体を指します。
確認3:指示対象を確かめる方法は何ですか。候補を指示語・代名詞の位置へ戻し、文法と意味が自然に通るか確かめます。

まとめと次の一歩

指示語と代名詞は、前の名詞や出来事を短く受けます。印をつけ、前へ矢印を戻し、元の内容を入れて確認します。

次は、単数・複数と人・物の違いを使って、矢印の候補を絞ります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。