LESSON 01

日露戦争と国際関係

韓国はどのように保護国化され、併合されたのか

条約・統監府・抵抗運動を時系列で整理し、植民地化を韓国側から考えます。

このレッスンの役割

前のレッスンでは、講和への国内反発を学びました。ここでは、戦争の勝利が韓国支配へどのようにつながったのかを、韓国の抵抗も含めて理解します。

支配が強まる段階

出来事 変化
1905年 第二次日韓協約 韓国の外交権を奪い、保護国化
1906年 統監府設置 初代統監に伊藤博文
1907年 ハーグ密使事件後、皇帝退位・軍隊解散 日本の内政支配が強まる
1909年 伊藤博文が安重根に暗殺される 韓国支配をめぐる抵抗が続く
1910年 韓国併合 朝鮮総督府を置き、植民地化

出来事を飛ばさず、「外交権→内政→併合」と支配範囲が広がる順に見ます。

韓国の同意はあったのか

日本は条約の形を取りましたが、軍事的圧力のもとで結ばれ、韓国皇帝の正式な承認を欠くなど正当性に重大な問題がありました。韓国では義兵運動が広がり、解散させられた兵士や農民らが日本の支配に抵抗しました。

日本の外交文書だけを見ると「保護」や「併合」ですが、韓国側から見れば主権を奪われる過程です。

植民地統治

朝鮮総督府は強い権限を持ち、初期には憲兵警察を用いた武断統治を進めました。土地調査や鉄道建設、教育制度の整備も行われましたが、日本の統治と経済活動を支える目的があり、朝鮮人の政治的権利は制限されました。

インフラや制度の変化 + 主権喪失・差別・抵抗の弾圧 = 植民地統治を複数の面から捉える

用語を正確に

保護国:外交権などを他国に奪われるが、国の形は残る 併合:領土として組み込まれ、独立国家ではなくなる 租借:他国の領土を一定期間借りて支配する

確認1:第二次日韓協約で韓国が失った主な権利は何ですか。

外交権です。

確認2:韓国併合までの支配拡大を三段階で説明しましょう。

外交権を奪って保護国化し、統監府を通じて内政支配を強め、1910年に併合して植民地化しました。

確認3:韓国側の抵抗にはどのようなものがありましたか。

義兵運動、ハーグへの密使派遣、安重根による伊藤博文暗殺などがありました。

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日本は韓国だけでなく、南満州鉄道を通じて中国東北部にも権益を広げます。次は鉄道が経済と軍事の両方を持つ理由を考えます。