LESSON 01

グローバル化した暮らし

安い商品の裏側にある労働と環境を考えよう

消費者価格と、生産地の賃金・安全・資源・廃棄を一つの評価へ結びます。

このレッスンの役割

供給網の場所を追えたので、見えにくい費用を考えます。安さを否定するのではなく、価格に含まれない労働・環境への負担を資料で評価します。

今日の問い

店頭価格が安い商品は、社会全体にとっても費用が小さいのでしょうか。

外部不経済

企業と消費者の取引価格に十分含まれず、第三者や環境が負担する損失を外部不経済といいます。工場排水による健康被害や、廃棄物処理を地域が負担する例があります。

段階 確認する問題
原料 森林破壊、水、採掘、住民権利
工場 賃金、労働時間、安全、児童労働
輸送 燃料、二酸化炭素、包装
販売 過剰消費、情報表示
廃棄 修理可能性、輸出ごみ、再資源化

店頭価格と見えにくい社会的費用商品の店頭価格の下に、労働安全、環境汚染、資源消費、廃棄処理という隠れた費用がある。店頭で支払う価格価格に十分入らない負担労働安全・環境・資源・廃棄

改善の手段

企業の情報開示と人権調査、政府の労働・環境規制、国際機関の基準、フェアトレード、消費者の選択、長く使える設計などがあります。

認証マークも万能ではありません。基準、監査する組織、対象範囲、更新時期を確認します。価格が上がると低所得世帯へ負担になるため、責任を消費者だけへ押しつけない制度が必要です。

よくある誤解

輸入品は悪く国産品は安全、とは限りません。国名ではなく、具体的な生産方法・労働条件・検査・企業行動を見ます。

自分で確かめよう

一商品について五段階の社会的費用を調べ、企業・政府・消費者ができる改善策と、その費用負担を答えてください。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。