このレッスンの役割
供給網の場所を追えたので、見えにくい費用を考えます。安さを否定するのではなく、価格に含まれない労働・環境への負担を資料で評価します。
今日の問い
店頭価格が安い商品は、社会全体にとっても費用が小さいのでしょうか。
外部不経済
企業と消費者の取引価格に十分含まれず、第三者や環境が負担する損失を外部不経済といいます。工場排水による健康被害や、廃棄物処理を地域が負担する例があります。
| 段階 | 確認する問題 |
|---|---|
| 原料 | 森林破壊、水、採掘、住民権利 |
| 工場 | 賃金、労働時間、安全、児童労働 |
| 輸送 | 燃料、二酸化炭素、包装 |
| 販売 | 過剰消費、情報表示 |
| 廃棄 | 修理可能性、輸出ごみ、再資源化 |
改善の手段
企業の情報開示と人権調査、政府の労働・環境規制、国際機関の基準、フェアトレード、消費者の選択、長く使える設計などがあります。
認証マークも万能ではありません。基準、監査する組織、対象範囲、更新時期を確認します。価格が上がると低所得世帯へ負担になるため、責任を消費者だけへ押しつけない制度が必要です。
よくある誤解
輸入品は悪く国産品は安全、とは限りません。国名ではなく、具体的な生産方法・労働条件・検査・企業行動を見ます。
自分で確かめよう
一商品について五段階の社会的費用を調べ、企業・政府・消費者ができる改善策と、その費用負担を答えてください。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。