このレッスンの役割
国境を越えるものを発見したので、一つの製品が完成するまでの供給網を追います。次の労働・環境問題を考えるため、「安いから海外」という一因ではなく立地条件を整理します。
今日の問い
企業はなぜ、製品のすべてを一つの国・一つの工場でつくらないのでしょうか。
サプライチェーン
原料調達から販売までの供給のつながりです。
| 段階 | 立地を決める条件 |
|---|---|
| 原料 | 資源、気候、採掘費 |
| 研究・設計 | 大学、人材、企業集積 |
| 部品 | 技術、関連企業、電力 |
| 組立 | 労働力、賃金、工場用地 |
| 物流 | 港湾、道路、通関 |
| 販売 | 市場規模、所得、規制 |
国際分業によって各地域の強みを組み合わせ、価格を下げ、品質を高め、市場へ近づけます。一方、一工程が止まると完成品が作れない依存も生まれます。
付加価値を見る
販売価格のすべてが組立工場の国へ残るわけではありません。設計、特許、ソフトウェア、ブランド、流通などにも利益が分配されます。貿易統計だけで「どの国が得たか」を判断しないようにします。
よくある誤解
生産拠点は賃金が最も安い国だけに決まるわけではありません。技術、品質、政治の安定、物流、市場、規制も重要です。
自分で確かめよう
製品を一つ選び、六段階の場所と立地条件を考え、国際分業の利点と依存の弱点を説明してください。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。