LESSON 01

現代社会・文化・情報入試総合

現代社会の資料を分類しよう

人口・情報・文化の資料を、種類と役割に分けて読む入試の土台をつくります。

このレッスンの役割

このセクションは「現代社会・文化・情報」の総仕上げです。これまで学んだ少子高齢化、グローバル化、情報化、文化、合意形成を、入試の資料問題で使える形に結び直します。最初の今回は、資料を見た瞬間に「何を示す資料か」を分類する力を固めます。

今日の問い

資料の数字や言葉を、どこから読めばよいのでしょうか。

まず資料を4種類に分ける

資料の種類 読み取れること 最初に確認するもの
グラフ・表 増減、割合、差、順位 題名・単位・年・出典
地図 場所、分布、地域差 凡例・方位・縮尺
文章・法令 主張、目的、制度 誰が・いつ・何のために
写真・広告 暮らしや価値観の具体例 撮影時期・場所・発信者

たとえば人口グラフなら、縦軸が「万人」か「%」かで意味が変わります。SNS利用率の表なら、調査対象が全国民なのか中学生なのかを確認しなければなりません。資料の大きな数字だけを見るのではなく、題名、単位、期間、出典を先に読むのが鉄則です。

資料読解の順序題名、条件、変化、背景の順に資料を読む流れ 題名・出典 単位・年・対象 変化・比較 背景

例で確認

「65歳以上人口の割合が20年間で18%から29%になった」という資料なら、11「ポイント」上昇です。18%の11%増加ではありません。また、この資料だけで「社会保障費が必ず増えた」と断定はできません。人口構成の変化は読み取れますが、費用は別の資料で確かめる必要があります。

よくある誤解

グラフから直接読める事実と、知識を使って考える背景を混ぜることです。答案では「資料から分かること」と「その理由として考えられること」を分けて書きましょう。

30秒チェック

  1. 資料を見たら、最大値より先に何を確認しますか。
  2. 「割合が10%から15%」は何ポイントの上昇ですか。
  3. 一つの資料だけで原因まで断定してよいですか。

次は、二つの事柄が一緒に変化しているとき、本当に原因と結果なのかを見分けます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。