LESSON 01

グローバル化した暮らし

世界的な危機に強い供給網を設計しよう

災害・感染症・紛争・輸出規制に備え、効率と強靱性を比較します。

このレッスンの役割

グローバル化した暮らしのまとめです。供給網の効率と社会的費用を踏まえ、止まりにくく回復しやすい仕組みを考えます。次の多文化共生では、人の国際移動へ視点を移します。

今日の問い

在庫を減らして最安の一社から仕入れる方法は、平常時と危機時でどう評価が変わるでしょうか。

供給網を止める出来事

自然災害、感染症、港湾停止、戦争、経済制裁、サイバー攻撃、重要資源の輸出規制があります。一か所への集中は平常時に効率的でも、停止時の影響が大きくなります。

対策 利点 費用・課題
仕入先の分散 一地域停止へ対応 管理費、単価
在庫の確保 急な不足を防ぐ 保管費、廃棄
国内・近隣生産 輸送時間短縮 生産費
代替材料・設計 特定資源依存を減らす 研究費、品質
情報共有 早く計画変更 機密・サイバー対策

集中型と分散型の供給網左は一つの供給元から三工場へ伸び停止に弱い。右は複数供給元と代替経路でつながる。集中型分散型

効率と強靱性

強靱性(レジリエンス)は、被害を完全に防ぐだけでなく、止まっても代替し、早く回復する力です。平常時の最低価格だけでなく、停止確率×被害の大きさ×回復時間でリスクを考えます。

国家が重要物資を国内へ戻す政策には安全保障上の利点がありますが、保護主義や国際分業の縮小、価格上昇も起こりえます。

よくある誤解

国内生産なら絶対に安全、海外生産なら危険、と二分しないでください。国内も災害や資源輸入へ依存します。分散と代替が中心です。

自分で確かめよう

重要物資を一つ選び、停止原因を三つ、対策を三つ、平常時の費用と危機時の利点を比較してください。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。