コイルの回転が磁界の変化をつくる仕組みを説明しよう
発電機の内部では、磁石の間でコイルが回る、またはコイルの近くで磁石が回ります。重要なのは回転そのものではなく、コイルを通る磁界が周期的に変化することです。
このレッスンの役割
第3段階です。手回し実験の結果を電磁誘導のモデルで説明します。半回転ごとの変化を理解し、次へ一回転中の波形を読む準備を渡します。
知る:一回転を四つの姿勢で見る
コイルの面を磁界がよく通る姿勢と、ほとんど通らない姿勢が交互に現れます。回転を続けると「増える→減る→反対向きに増える→減る」が繰り返されます。
理解する:連続する電磁誘導
コイルを通る磁界が変化するたびに誘導電流が生じます。半回転すると磁界変化の向きが逆になるため、誘導電流の向きも逆になります。回転運動が続くことで、向きが周期的に変わる電流が連続して得られます。
導線が磁石とこすれて電気になるのではありません。接触していなくても、磁界の中で相対的に回転し、コイルを通る磁界が変化すれば発電できます。
例で使い、よくある誤答を直そう
コイルを半回転させた後も電流が同じ向きのまま、という説明は誤りです。コイルの姿勢が反対になり、磁界変化の向きも逆になるため、電流も反転します。
モーターでは電流と磁界から回転を得ました。発電機では回転によって磁界の通り方を変え、電流を得ます。部品が似ていても、エネルギーの入口と出口が逆です。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:回転で直接変化させているものは何ですか?
コイルを通る磁界の向きや量です。確認2:半回転ごとに誘導電流が反転するのはなぜですか?
コイルを通る磁界の変化の向きが逆になるからです。確認3:モーターと発電機の入出力はどう違いますか?
モーターは電気から運動、発電機は運動から電気へ変換します。発電機は回転で磁界変化を繰り返し、電磁誘導を連続させます。次は一回転中の変化を波形と対応させます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。