LESSON 01

電磁石の強さを変える条件

一条件だけを変える電磁石実験を組もう

調べる条件だけを変え、測定方法と安全条件をそろえた電磁石実験を設計します。

一条件だけを変える電磁石実験を組もう

巻き数を増やしたコイルへ大きな電流も流し、鉄心まで変えたら、強くなっても理由を一つに決められません。調べる条件だけを変え、その他をそろえます。

このレッスンの役割

第2段階です。前に挙げた三つの原因候補を公平に検証します。変える条件・そろえる条件・測る結果を明確にし、次へ因果の説明を渡します。

知る:実験を三つの欄へ分ける

電磁石実験の変数変える条件、そろえる条件、測る結果の三欄変える条件電流だけまたは巻き数だけそろえる条件鉄心・クリップ接触時間・位置測る結果持ち上げた個数複数回の記録一つ変え、残りをそろえる

電流の効果なら、同じコイル・鉄心・クリップで電流値だけを変えます。巻き数の効果なら、電流値を電流計で同じに調整します。鉄心の効果なら、同形のコイルへ鉄心を入れる場合と入れない場合を比べます。

理解する:測定方法も条件の一部

クリップの種類、先端の触れ方、通電時間、持ち上げる速さが違えば結果が変わります。同じ手順で3回程度測り、偶然のばらつきを確認します。

電流を流し続けるとコイルが発熱し、抵抗と電流が変わることがあります。測定時だけ短く通電し、熱くなったら中止します。

例で使い、よくある誤答を直そう

100回巻きと200回巻きを比較するとき、200回巻きの電流が小さければ、巻き数だけの効果ではありません。可変抵抗などで電流をそろえてから比べます。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:電流の効果を調べるとき何だけを変えますか?電流計で確認した電流の大きさだけです。
確認2:同じ実験を複数回行う理由は?クリップの触れ方などによる偶然のばらつきを確かめるためです。
確認3:長時間通電を避ける理由は?発熱による危険を避け、抵抗や電流の変化で条件が崩れるのを防ぐためです。

一条件だけを変えれば、結果をその条件の効果として読めます。次は三条件が磁界を強める仕組みを説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。