直線導線の周囲に円形の磁界ができると気づこう
一本の導線へ電流を流し、その周囲へ方位磁針を並べると、針は導線と同じ向きには並びません。導線を中心に囲むように向きが少しずつ変わります。この並びにはどんな形が隠れているのでしょう。
このレッスンの役割
「直線電流のまわりの磁界」の入口です。前セクションで電流が磁界をつくると確かめました。今回は磁界の形が同心円状になることをつかみ、次へ複数地点での観察を渡します。
知る:導線を中心とする円を見つける
各方位磁針のN極は、導線を中心とした円に接する向きへ並びます。磁力線は直線ではなく同心円状です。円が実在するのではなく、位置ごとの磁界を表したモデルです。
理解する:一つの円を場所ごとの接線で読む
円の上側では左右方向、右側では上下方向のように、同じ円でも地点により向きが違います。方位磁針は円の中心へ向くのではなく、円に沿う向きです。
電流を逆向きにすると、円の形は同じまま、すべての矢印が反対になります。形と向きを分けて考えます。
例で使い、よくある誤答を直そう
導線の上側と右側で針が直角に近い向きを示しても、別々の磁界ではありません。同じ円へ接する二つの向きです。誤答「磁界は導線に平行」は、周囲の複数地点の観察と一致しません。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:直線導線の周囲の磁力線はどんな形ですか?
導線を中心とする同心円状です。確認2:方位磁針は円の中心を向きますか?
いいえ。円に接する方向を向きます。確認3:電流を逆にすると、形と向きはどうなりますか?
同心円の形は変わらず、磁界の向きがすべて逆になります。直線電流の磁界は導線を囲む円です。次は上下左右の同距離点で観察し、この形を証拠から確かめます。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。