LESSON 01

電磁気の実験結果を分析する

実験表から変えた量・測った量・結果を分けよう

電磁気の実験表を、変えた量・測った量・そろえた量、観察事実と結論に分けて読む。

実験表から変えた量・測った量・結果を分けよう

電磁気の表には、電流、巻き数、距離、力、検流計の振れなど多くの量が並びます。最初に「意図して変えた量」「結果として測った量」「そろえた量」を分けると、表の因果が見えます。

このレッスンの役割

直流・交流までの個別知識を、実験資料を分析する力へまとめる第1段階です。変数と単位を整理し、次へ信頼できる実験設計を渡します。

知る:三種類の変数を見つける

電磁石実験の三種類の変数電流を変え、持ち上げたクリップ数を測り、巻き数や鉄心をそろえる変えた量電流 A測った量クリップ数 個そろえた量巻き数・鉄心測定方法見出しと単位を読んでから数値を見る

意図して変えた量を独立変数、変化を測った量を従属変数、比較のため一定にした量を統制変数と呼びます。入試では名称より役割を言葉で答えられることが大切です。

理解する:観察事実と結論を分ける

「0.5 Aで4個、1.0 Aで8個持ち上がった」は観察事実です。「電流を大きくすると電磁石が強くなる」は比較から得た結論です。表にない原因を観察事実として書きません。

単位も量の一部です。電流A、距離cm、時間s、振れ目盛など、列の意味を確認してから大小を比べます。

例で使い、よくある誤答を直そう

巻き数と電流が同時に増え、クリップ数も増えた表から「電流だけが原因」とは言えません。二つの要因が変わっているからです。比較できる行を選ぶか、実験を組み直します。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:電流だけを変えた実験で、独立変数は何ですか?電流の大きさです。
確認2:持ち上げたクリップ数は何の役割ですか?電磁石の強さの変化を表す、測った量です。
確認3:表を読む最初の作業は何ですか?各列の見出し、単位、変えた量・測った量・そろえた量を確認します。

実験表は、変えた量・測った量・そろえた量に分けて読みます。次は一条件比較と繰り返し測定で信頼性を高めます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。