整流子が半回転ごとに電流を切り替える仕組みを追おう
コイルが半回転すると、最初に左側だった導線は右側へ移ります。電流をそのまま流すだけでは、力が回転を戻す向きに変わってしまいます。モーターが同じ向きへ回り続ける鍵が、整流子とブラシです。
このレッスンの役割
第4段階です。前のレッスンで説明した一瞬の回転を、連続回転へ広げます。半回転の前後を時間順に追い、次へ整流子に関する誤解を見抜く基準を渡します。
知る:整流子とブラシの役割
整流子は、二つに分かれた金属部分がコイルと一緒に回る部品です。ブラシは動かず、電源から整流子へ電流を渡します。半回転すると整流子とブラシの接触相手が入れ替わり、コイル内の電流が反転します。
理解する:なぜ半回転ごとに反転が必要か
コイルの同じ導線部分が反対側へ移ったとき、電流まで反転させれば、その場所で受ける力は回転を続ける向きになります。つまり「導線の位置が入れ替わる」ことに合わせて「電流の向きも入れ替える」ため、回す作用が同じ回転方向に保たれます。
整流子は電気を生み出す部品ではありません。電源から来た電流の通り道を周期的に切り替える部品です。電池を人が半回転ごとに入れ替える働きを、機械的な接触で自動化しています。
例で使い、よくある誤答を直そう
回転前、4分の1回転、半回転、4分の3回転の順に図を見ます。各時点で①導線の位置、②電流の向き、③力の向きを書きます。半回転付近ではブラシとの接触が切り替わり、電流が逆になる点を必ず印にします。
もし整流子がなく電流が一定なら、半回転後に力は元の向きのままで、コイルを逆向きへ戻そうとします。勢いで少し越えても、安定した連続回転にはなりません。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:整流子は何を切り替えますか?
ブラシとの接触を入れ替え、コイルを流れる電流の向きを半回転ごとに反転させます。確認2:電流を反転させる目的は何ですか?
コイルの位置が入れ替わっても、回す作用を同じ回転方向に保つためです。確認3:整流子は電源ですか?
いいえ。電源は別にあり、整流子は電流の通り道を切り替える部品です。整流子とブラシは、半回転ごとにコイル電流を反転させ、回す作用を同じ向きに保ちます。次は、反対向きの力や二重反転について起こりやすい誤解を修正します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。