光が目に届くと、ものが見える
このレッスンの役割
このレッスンは、光の学習の出発点です。まず「見る」とは何が起きることかを、光の道筋で考えます。
目標は、光源から出た光、または物体で反射した光が目に入ると、その方向に物体が見えると説明することです。目から光が出るという考えも、観察から直します。
知る・理解する
真っ暗な部屋では、机が目の前にあっても見えません。照明をつけると、照明から出た光が机に当たり、机でさまざまな方向へ反射します。その一部が目に届くと机が見えます。
大切なのは「目が物体を探す」のではなく、「物体から来た光を目が受け取る」ことです。光が目に入らない位置では、その物体は見えません。
暗い場所で懐中電灯の光そのものが横から見えにくいのも同じです。空気中のほこりや霧で光が反射し、その光が目へ入ると道筋が見えます。光そのものを横から直接見ているわけではありません。
具体例で使う
月は明るく見えますが、月が自ら出す可視光を見ているのではありません。太陽の光が月面で反射し、その一部が地球の目へ届きます。
また、映画館でスクリーンを見るとき、プロジェクターの光がスクリーンに当たり、反射した光が観客の目へ届きます。目とスクリーンの間を板でさえぎると光が届かず、その部分は見えません。
誤答を直して次の学びへつなげる
「目から見るための光が出る」なら、暗闇でも物体が見えるはずですが、実際には見えません。「光が物体へ当たっただけで見える」も不足です。反射した光が目まで届く必要があります。
次は、自ら光を出す光源と、他の光を反射して見える物体を分けます。
自分で確かめよう
確認1 机が見えるまでの光の道筋を説明してください。
光源→机→目の順です。光源の光が机で反射し、その一部が目へ届くと見えます。確認2 真っ暗な部屋で物体が見えないのはなぜですか?
物体から目へ届く光がないためです。目から光が出て物体を探すわけではありません。確認3 霧の中で懐中電灯の道筋が見えやすいのはなぜですか?
光が霧の小さな水滴で反射し、その一部が横にいる人の目へ届くためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。