LESSON 01

屈折の規則性と見え方

入射角と屈折角を測る実験を組み立てよう

入射光・屈折光・法線を区別し、半円形レンズで入射角と屈折角を測る実験を組み立てる。

入射角と屈折角を測る実験を組み立てよう

このレッスンの役割

「屈折の規則性と見え方」セクションの第2段階です。前のレッスンで見つけた「境界へ入る向きと、出る向きにはどんな関係があるか」という問いを実験で調べます。

今日完成させる力は、入射光・屈折光・法線を図で見分け、入射角だけを変えて屈折角を測る手順を説明することです。角度は境界面からではなく、法線から測ります。

知る・理解する

境界へ入ってくる光を入射光、境界を通って進む向きが変わった光を屈折光といいます。光が境界へ当たった点を入射点、その点で境界に垂直な線を法線といいます。入射光と法線の角が入射角、屈折光と法線の角が屈折角です。

実験には半円形レンズを使うと便利です。曲面の中心へ向けて光を入れると、曲面では光がほぼ垂直に入り、目立つ屈折をしません。そのため、平らな面の一か所で起きる屈折に集中できます。

半円形レンズで入射角と屈折角を測る平らな境界の入射点に法線を引き、入射光と屈折光の角を法線から測る法線入射角屈折角入射光屈折光

手順は次の通りです。

  1. 紙に半円形レンズの形と中心を写す。
  2. 平らな面の中心を入射点とし、そこに法線を引く。
  3. 光線箱から細い光を当て、入射光と屈折光の道筋に印をつける。
  4. レンズを外し、印を線で結ぶ。
  5. 分度器の中心を入射点、0度の基準を法線に合わせ、入射角と屈折角を測る。
  6. 入射角だけを変えて複数回記録する。

具体例で使う

入射角を20°、40°、60°と変えるとき、レンズの種類、入射点、光の色はそろえます。変える量は入射角、測る量は屈折角です。二つを同時に変えると、何が屈折角の違いを生んだのか判断できません。

測定値が1~2°ずれることはあります。一点だけで法則を決めず、複数の値の全体傾向を見ます。

誤答を直して次の学びへつなげる

境界面から測った角を入射角と呼ぶのは誤りです。分度器を置く前に法線を引き、「どの二本の線の間か」を指でなぞります。また、長方形のガラスを使うと二つの面で屈折するため、どちらを測ったか混乱しやすくなります。

次は測定表から、空気から水・ガラスへ進む場合と、逆向きの場合の曲がり方を言葉にします。

自分で確かめよう

確認1:入射角と屈折角は何を基準に測る?入射点で境界面に垂直に引いた法線を基準に測ります。
確認2:半円形レンズを使う利点は?曲面の中心へ向けた光は曲面へほぼ垂直に入るため、平らな面で起きる一回の屈折を調べやすいことです。
確認3:入射角の影響を調べるとき、何をそろえる?物質の組合せ、入射点、光の色、測定方法などをそろえ、入射角だけを変えます。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。