LESSON 01

凸レンズの焦点と光の進み方

凸レンズで明るい点ができる現象から問いをつくろう

凸レンズが平行に近い光の向きを変えて一点付近へ集める現象を観察し、焦点への問いを立てる。

凸レンズで明るい点ができる現象から問いをつくろう

このレッスンの役割

ここは「凸レンズの焦点と光の進み方」セクション、6レッスン中の第1段階です。前のセクションでは、透明な物質の境界で光が屈折することを学びました。今回は両面が曲がった凸レンズを通ると、平行に近い光が一点付近へ集まる現象を観察します。

今日の到達点は、凸レンズが光を作るのではなく、入ってきた光の進む向きを変えて集めるのだと捉え、「光はどこへ集まり、その位置は何で決まるのか」という問いを立てることです。

知る・理解する

凸レンズは中央が厚く、端が薄い透明なレンズです。遠くの景色から来る光は、狭い範囲では互いにほぼ平行と考えられます。この光を凸レンズへ通すと、レンズの反対側の一点付近へ集まり、白い紙に明るい小さな像ができます。

凸レンズへ入る平行光が一点へ集まる三本の平行光が凸レンズの両面で屈折し、反対側の一点付近へ集まる観察光が集まる点平行に近い光凸レンズ

光が集まるのは、空気からガラスへ入る面と、ガラスから空気へ出る面で屈折するためです。上側を通る光は下向きへ、下側を通る光は上向きへ変わり、中央付近で交わります。

太陽光も平行に近いため、凸レンズで小さな点へ集めると強い熱になります。目や皮膚へ向けず、太陽をレンズ越しに見てはいけません。

具体例で使う

虫眼鏡と白い紙の間隔を変えると、明るい点がぼやけたり、最も小さくなったりします。レンズを通る前の光の向きが同じでも、紙の位置が違うと、光が交わる場所を正しく受け止められないからです。

別の凸レンズへ替えると、最も小さくなる位置が変わることがあります。この観察から、光の集まる位置はレンズの種類と関係する、と予想できます。

誤答を直して次の学びへつなげる

「凸レンズが明るい点を発光させた」は誤りです。光源は太陽や照明で、凸レンズは届いた光の向きを変えます。光を遮れば明るい点も消えることが証拠です。

次は遠くの景色をスクリーンへ映し、最も鮮明になる位置を使って焦点距離を測ります。

自分で確かめよう

確認1:凸レンズは光を新しく作る?作りません。光源から来た光を両面で屈折させ、進む向きを変えて集めます。
確認2:紙を動かすと明るい点がぼやけるのはなぜ?光が一点へ集まる位置と紙の位置が一致しなくなるからです。
確認3:太陽を凸レンズ越しに見てはいけないのはなぜ?強い光が目の中へ集まり、重大な損傷を起こす危険があるからです。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。