LESSON 01

光の総合・高校入試

複合実験の条件・測定値・結論を整理しよう

複合光学実験を変える条件、固定条件、測定値、観察結果へ分け、言える範囲を整理します。

複合実験の条件・測定値・結論を整理しよう

このレッスンの役割

前のレッスンで、図の区間ごとに法則を選びました。ここでは、鏡・水槽・レンズ・スクリーンなどを組み合わせた実験から、変えた条件、そろえた条件、測った量を抜き出します。入試の長い実験文を、比較できる形へ変えるレッスンです。

知る・理解する

実験文を読んだら、装置名を並べるのではなく四つの欄に整理します。

  1. 変えた条件:入射角、物質の組合せ、物体距離など
  2. そろえた条件:同じ光源、同じ鏡・レンズ、測定位置など
  3. 測った量:反射角、屈折角、像位置、像の大きさなど
  4. 観察結果:屈折光が見えない、像が映らない場合も記録
複合光学実験を四つの欄へ整理する図 長い実験文を変える条件、そろえる条件、測定値、観察結果へ分け、比較と結論へ進む図 変える条件 そろえる条件 測った量 観察結果 公平に比較できるか確認結果 → 適用する法則 → 言える範囲映らない・見えないも結果

結果が予想と違っても消しません。入射点がずれた、法線の位置が誤った、レンズ・物体・スクリーンの中心がそろっていないなど、装置上の原因を点検します。

具体例で使う

同じガラスから空気へ光を出し、入射角だけを20°、30°、40°、50°と変える実験では、変える条件は入射角です。測る量は屈折角と反射光・屈折光の有無です。ガラス、光源、入射点はそろえます。

凸レンズ実験で物体距離を変えるなら、レンズ自体を途中で交換してはいけません。像がスクリーンに映らない場合も「欠測」ではなく、物体が焦点以下である可能性を示す結果です。

誤答を直して次の学びへつなげる

変える条件を二つにすると原因を一つへ絞れません。たとえば入射角と物質を同時に変え、屈折角が変わっても、どちらの影響か判断できません。

「うまく映った結果だけ使う」のも誤りです。屈折光が消える点は臨界角を、スクリーン像が消える条件は焦点との関係を示します。次は整理した各区間を連続する光路として描きます。

自分で確かめよう

確認1:入射角の影響を調べるとき、物質の組合せをそろえるのはなぜですか。屈折角の変化が入射角によるものか、物質の違いによるものかを区別するためです。
確認2:スクリーンに像が映らない結果を残す意味は何ですか。物体が焦点上または焦点内にあるなど、実像ができない条件を見つける重要な証拠になるからです。
確認3:複合実験の結論はどこまで言えますか。実際に変えた条件と測定した範囲についてだけ言えます。測っていない物質や角度へ無条件に広げません。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。