複合実験の条件・測定値・結論を整理しよう
このレッスンの役割
前のレッスンで、図の区間ごとに法則を選びました。ここでは、鏡・水槽・レンズ・スクリーンなどを組み合わせた実験から、変えた条件、そろえた条件、測った量を抜き出します。入試の長い実験文を、比較できる形へ変えるレッスンです。
知る・理解する
実験文を読んだら、装置名を並べるのではなく四つの欄に整理します。
- 変えた条件:入射角、物質の組合せ、物体距離など
- そろえた条件:同じ光源、同じ鏡・レンズ、測定位置など
- 測った量:反射角、屈折角、像位置、像の大きさなど
- 観察結果:屈折光が見えない、像が映らない場合も記録
結果が予想と違っても消しません。入射点がずれた、法線の位置が誤った、レンズ・物体・スクリーンの中心がそろっていないなど、装置上の原因を点検します。
具体例で使う
同じガラスから空気へ光を出し、入射角だけを20°、30°、40°、50°と変える実験では、変える条件は入射角です。測る量は屈折角と反射光・屈折光の有無です。ガラス、光源、入射点はそろえます。
凸レンズ実験で物体距離を変えるなら、レンズ自体を途中で交換してはいけません。像がスクリーンに映らない場合も「欠測」ではなく、物体が焦点以下である可能性を示す結果です。
誤答を直して次の学びへつなげる
変える条件を二つにすると原因を一つへ絞れません。たとえば入射角と物質を同時に変え、屈折角が変わっても、どちらの影響か判断できません。
「うまく映った結果だけ使う」のも誤りです。屈折光が消える点は臨界角を、スクリーン像が消える条件は焦点との関係を示します。次は整理した各区間を連続する光路として描きます。
自分で確かめよう
確認1:入射角の影響を調べるとき、物質の組合せをそろえるのはなぜですか。
屈折角の変化が入射角によるものか、物質の違いによるものかを区別するためです。確認2:スクリーンに像が映らない結果を残す意味は何ですか。
物体が焦点上または焦点内にあるなど、実像ができない条件を見つける重要な証拠になるからです。確認3:複合実験の結論はどこまで言えますか。
実際に変えた条件と測定した範囲についてだけ言えます。測っていない物質や角度へ無条件に広げません。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。