LESSON 01

斜面と落下運動

記録とグラフから斜面・落下運動を読み取ろう

等時間の区間距離、速さ、累積距離、グラフを結び、斜面・落下運動を数量で読む。

記録とグラフから斜面・落下運動を読み取ろう

斜面や落下の運動は速さが変わるため、全体の距離だけでは不十分です。等しい時間ごとの区間距離、区間の速さ、距離・時間グラフの傾きを順に読みます。

このレッスンの役割

重力の斜面方向成分を理解した後、その説明が記録データと一致するかを数量で確かめます。

前から受け取る力:斜面方向の重力成分と自由落下を結ぶ力
今回完成させる力:等時間記録とグラフから速さの増加を数量で説明する力
次へ渡す力:重さ・角度・重力に関する誤答をデータから直す力

知る:区間距離を速さへ直す

各区間が0.1秒で、距離が1.0、3.0、5.0、7.0 cmなら、区間の速さは10、30、50、70 cm/sです。

速さが増す運動の記録とグラフ0.1秒ごとの区間距離が増え、距離時間グラフの傾きが次第に急になる等時間ごとの間隔が広がる時間距離後ほど傾きが急

理解する:累積距離と区間距離を分ける

区間距離1、3、5、7 cmなら、出発点からの累積距離は0、1、4、9、16 cmです。距離・時間グラフには累積距離を打ちます。区間距離をそのまま縦軸へ打つと別のグラフになります。

距離・時間グラフが次第に急になるのは、同じ時間当たりの距離が増えている証拠です。

例で使い、よくある誤答を直そう

斜面Aで区間距離が2、3、4 cm、Bで2、4、7 cmなら、Bの方が速さの増え方が大きいと分かります。最後の区間だけでなく、各等時間区間の変化を比較します。

「グラフが曲線だから台車の道も曲がる」は誤りです。グラフの形は道の形ではなく、時間に対する距離の増え方です。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:0.1秒に6 cm進む速さは?60 cm/s=0.60 m/sです。
確認2:区間距離2、4、6 cmの累積距離は?0、2、6、12 cmです。
確認3:曲線が次第に急になると何が言えますか?同じ時間に進む距離が増え、速さが増していると言えます。

区間距離、区間の速さ、累積距離を分ければ記録とグラフがつながります。次はデータと力の意味を混ぜた誤答を直します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。