位置と時刻の表からグラフを正しく描こう
グラフは、表の数字をただ点にする作業ではありません。軸と目盛りを決め、時刻と位置の対応を失わずに表すことで、運動の変化を目で比較できるようにします。
このレッスンの役割
前のレッスンでグラフの点と傾きを運動へ翻訳しました。ここでは測定表から距離・時間グラフを作り、次に平均と瞬間を考えられる正確な資料を準備します。
前から受け取る力:距離・時間グラフの形から運動を読む力
今回完成させる力:軸・単位・目盛り・測定点を正しく配置する力
次へ渡す力:グラフの区間から平均の速さを求める力
知る:グラフ作成の五手順
- 横軸を時間、縦軸を距離にする。
- 軸名と単位を書く。
- 最大値が入る、等間隔の目盛りを決める。
- 表の(時間、距離)の組を一点ずつ打つ。
- 時間順に点を結び、題名を書く。
理解する:目盛りは等間隔、点は値の組
0、1、2、3秒で0、2、4、6 mなら、(1,2)と(2,4)は別々の組です。距離だけを小さい順に並べると、どの時刻の測定かが失われます。
目盛りの数字を1、2、5、6のように都合よく詰めてはいけません。紙上の同じ長さが同じ数値差を表して初めて、傾きの比較に意味が生まれます。
例で使い、よくある誤答を直そう
時刻0、2、4、6秒、距離0、3、6、6 mの表なら、最後の2点を結ぶ線は水平です。4〜6秒は距離が6 mのままなので停止しています。
横軸と縦軸を逆にすると、距離に対する時間のグラフになり、傾きの意味も逆になります。設問で指定がなければ、運動の経過を読む距離・時間グラフでは時間を横軸に置きます。測定点が少ないのに、点の間で細かな曲がり方を勝手に描くのも避けます。
自分で確かめ、まとめて次へ進もう
確認1:横軸と縦軸には何を書きますか?
横軸に時間と単位、縦軸に距離と単位を書きます。確認2:目盛りを等間隔にする理由は?
紙上の同じ長さが同じ数値差を表し、変化の割合を正しく比較できるようにするためです。確認3:(3秒、7 m)はどこへ打ちますか?
横軸3秒の位置から上へ、縦軸7 mの高さと交わる点です。正しいグラフは、時間と距離の対応を保存します。次は、長い区間をならす平均の速さと、ある時刻の瞬間の速さを区別します。
クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。