LESSON 01

二力のつり合い

つり合う二力と作用・反作用の混同を直そう

同じ物体か別の物体かを基準に、二力のつり合いと作用・反作用の混同を修正する。

つり合う二力と作用・反作用の混同を直そう

つり合う二力も作用・反作用も、同じ大きさで反対向きに見えます。決定的な違いは、同じ物体に働くか、別々の物体に働くかです。

このレッスンの役割

第5段階です。二力の三条件を使って典型誤答を修正し、初見場面で対象物体を選び直せるようにします。

知る:力を受ける物体で仕分ける

つり合いと作用反作用の違い本に働く重力と机の力はつり合い、本が机を押す力と机が本を押す力は別物体の作用反作用同じ本に働く:つり合い本と机に別々:作用・反作用

本に働く重力と机からの上向きの力は、どちらも本に働くのでつり合いを考えられます。本が机を押す力と机が本を押す力は、別々の物体に働く作用・反作用です。

理解する:三つの誤解を修正する

「静止だから力がない」は、合力0と力0個の混同です。「同じ大きさで反対なら必ずつり合う」は、同じ物体・同一直線の条件不足です。「重力と地球が引かれる力がつり合う」は別物体の混同です。

最初に対象物体を囲み、その物体に矢印の始点がある力だけを集めます。

例で使い、よくある誤答を直そう

天井からつるした球では、球に働く重力と張力がつり合います。球が糸を引く力は糸に働くため、この二力のつり合いには入れません。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:つり合う二力はどこに働きますか?同じ一つの物体に働きます。
確認2:作用・反作用はどこに働きますか?互いに力を及ぼす二つの別々の物体に働きます。
確認3:静止なら力は0個ですか?いいえ。複数の力の合力が0である場合があります。

対象物体を固定すれば、つり合いと作用・反作用を区別できます。次は静止・等速場面へ転用します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。