LESSON 01

力と運動・慣性

台車の運動と力の向きを実験で比べよう

条件をそろえた台車実験から、力の向きと等時間ごとの速さの変化を対応させる。

台車の運動と力の向きを実験で比べよう

力と運動の関係は、印象ではなく同じ条件の台車を記録して確かめます。力の向きと、等時間ごとの移動距離の変化を対応させます。

このレッスンの役割

力が運動状態を変えるという見方を、台車・記録タイマー・斜面を使った実験で検証します。

前から受け取る力:力と速さ・向きの変化を分類する力
今回完成させる力:条件をそろえた台車実験から、力の向きと速さの増減を説明する力
次へ渡す力:合力0と慣性をモデルで説明する力

知る:変える条件を一つにする

水平面と斜面で同じ台車を同じ方法で記録します。台車の質量、開始位置、タイマー、テープの区切り時間をそろえ、斜面の向きだけを変えます。

台車実験で力と記録を比べる水平面では等時間の移動距離がほぼ一定、斜面下向きには移動距離が増える水平:間隔がほぼ一定斜面下向き:間隔が広がる

理解する:測定結果と力の向きを同じ図で読む

斜面を下る台車には、斜面下向きの重力の分力が働きます。記録の間隔が広がれば、同じ方向の合力により速さが増したと考えられます。

摩擦が大きいと結果が変わるため、車輪と面をそろえます。水平面でも完全に一定にならない場合は、摩擦やテープの抵抗を考察します。

例で使い、よくある誤答を直そう

0.1秒ごとの距離が水平面で4.0、3.9、3.8 cm、斜面で3.0、4.5、6.0 cmでした。水平面はわずかに減速し、斜面では明確に加速しています。

「斜面の後の点ほど遠いから力が大きい」では不十分です。等時間ごとの距離が増えたことが速さ増加の証拠で、力の向きは斜面上の力の図から判断します。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:実験でそろえる条件を二つ挙げると?台車の質量、開始位置、タイマー、時間区切りなどから二つです。
確認2:斜面下向きに間隔が広がる記録は何を示しますか?等時間の距離が増え、速さが増していることです。
確認3:水平面で少し減速した理由の候補は?車輪と面の摩擦、空気抵抗、テープの抵抗などです。

運動の記録と力の図を別々に確認してから結びます。次は、合力0でも運動を保つ慣性を説明します。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。