LESSON 01

仕事と仕事率

理科でいう仕事の成立条件を見分けよう

力と、その力の向きへの移動があるかを確認し、理科でいう仕事の成立を判定する。

理科でいう仕事の成立条件を見分けよう

重い荷物を持って立ち続けると疲れます。しかし理科では、荷物が動かなければ荷物にした仕事は0です。日常語の「努力」と、理科の「仕事」を分けます。

このレッスンの役割

力が運動を変える学習から、力が物体を移動させた量を表す仕事へ進む入口です。

前から受け取る力:物体に働く力と移動を別々に読む力
今回完成させる力:力と、その力の向きへの移動があるかで仕事を判定する力
次へ渡す力:力と距離を測定する力

知る:仕事には力と移動が必要

仕事をする場面としない場面右向きに押して物体が右へ動くと仕事をし、押しても動かない場合は仕事ゼロ力→ 移動→:仕事あり動かない:仕事0

仕事=力×力の向きに動いた距離です。単位はジュール(J)で、1 Nの力でその向きへ1 m動かす仕事が1 Jです。

理解する:移動方向も確認する

荷物を水平に運ぶとき、腕が荷物へ加える力は上向き、移動は水平です。理想化した中学の問題では、上向きの力の方向へ移動していないので、その力がする仕事は0です。

例で使い、よくある誤答を直そう

10 Nで右へ押し、右へ3 m動かした仕事は30 Jです。同じ10 Nで壁を押しても動かなければ0 Jです。

「疲れたから仕事が大きい」は日常感覚であり、物体への仕事の判定には移動が必要です。

自分で確かめ、まとめて次へ進もう

確認1:仕事が成立する二条件は?物体に力を加え、その力の向きに物体が移動することです。
確認2:壁を押して動かなければ仕事は?移動距離0なので0 Jです。
確認3:仕事の単位は?ジュール(J)です。

仕事は努力の大きさではなく、力とその向きへの移動で決まります。次は両方を実験で測ります。

クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。