受粉率・結実率・種子数の資料を段階別に読もう
このレッスンの役割
このレッスンは「植物の受粉・受精・発生」6レッスンの4番目です。花のつくりの対応を、割合と個数の資料へ使います。完成の目安は、花数・受粉花数・果実数・種子数を別の段階として扱い、分母を言葉で確かめて計算できることです。
知る・理解する
受粉率は「受粉した花数÷調べた花数×100」、結実率は「果実になった花数÷調べた花数×100」で表せます。ただし問題によって「受粉した花のうち果実になった割合」を問う場合もあるため、分母を読み取ります。
受粉しても必ず受精・発生・結実まで進むとは限りません。また一つの果実に入る種子数は、もとの胚珠数や受精した胚珠数によって変わります。果実数と種子数は同じ量ではありません。
具体例で使う
花100個中80個が受粉し、60個が果実になったとします。全花に対する結実率は60÷100×100=60%です。受粉花に対する結実率は60÷80×100=75%です。240個の種子が60果実に入っていたなら、一果実当たりの平均種子数は240÷60=4個です。
誤答を直して次の学びへつなげる
60÷80と60÷100のどちらも計算できますが、意味が違います。式の前に「何のうち何か」を書きます。「果実60個だから種子60個」も誤りで、一つの子房に複数の胚珠がある場合があります。
次は数値の誤りの根にある、受粉・受精・種子・果実の言葉の混同を直します。
自分で確かめよう
確認1:花50個中40個が受粉した受粉率は?
40÷50×100=80%です。確認2:受粉40個中30個が結実した割合は?
30÷40×100=75%です。確認3:一果実に複数の種子ができる理由は?
一つの子房内に複数の胚珠があり、それぞれが種子になり得るためです。クイズと理解チェックは、アプリで挑戦できます。